見出し画像

遺書日記〜今日も生きている〜

「今日も生きている」

そんなことを意識し始めている。うつ病の闘病中である。


目を覚ました。ニトリのソファに横たわった身体はダルく重たい。

ここ最近は、それが寝床となりつつある。

三人掛けのそれは丁度、腰に当たる部分がくの字型に沈んでいる。

余計に身体が重たく感じる。


「身体がバキバキだ」


主人を失いつつある無印良品で揃えた本来の寝床に潜り込む。

睡眠だけは無駄に取っているため、中々眠りにつけない。

ふと、こんな考えが脳裏によぎる…。


『世の中には、生きたくても生きれない人がいる。その逆も然り。

死にたくても死ねない人だっている。死ぬ勇気がないのだ。

ほとんどの人がそうなのであろう。』


「不条理な世の中だ」


寝付きの悪い寝床から、むくりと起き上がる。

深い青色のカーテンを開ける。

薄暗い部屋に小鳥たちの囀りと共に眩しいほどの光が差し込む。

空を見上げると雲と雲の隙間から太陽の光が筋のように溢れている。


『人には光芒ともいうべく優れた才能が誰しもあるはずだ。』


ただ見つけられてないだけ。


「さあ、今日もまだ生きている。」

note-画像

どうも文吾野助。


note投稿を通じ、まずは自分自身の幸せに向けた活動をしていきます。自分が幸せでなければ、他の人に幸せを分け与えていくことはできないと感じているからです。私は日記というかエッセイ的なものを投稿しています。その内容が少しでも皆さまの幸せの種となりますように。どうも文吾野助。