愛でる〜社会人10年目(休職中)〜
『愛でる』とは動植物や人やモノなどの、美しさや可愛らしさに感動し、その美しさを味わい、慈しみ、かわいがり、大切にすることである。※1
まさか自分が『愛でる』という表現を使うなんて…。人生とはなんと、不可思議なものか。
ここで筆者の自己紹介をしよう。
文吾野助(当然にペンネームである)は昔ながらのごく一般的な家庭に生まれる。
義務教育を終え、地元の商業高校を卒業後、地元の大学へ進学。そして、地元の企業へ就職…。
愛でる人生など、何も考えていなかった。
転職を1度経験するが、今勤めている会社には10年間お世話になっている。29歳の時いわゆる中間管理職という役職にもつかせてもらった。
現在、うつ病で休職中ではあるが…。
うつ病のきっかけは自分でもよく分からない。仕事のストレス…ないといえば嘘になるが、元来ポジティブ思考な筆者にはストレスなど関係ないと高を括っていた。しかし、よく思い返すと遅刻が増え、欠勤も増えていた。
ただ、一番の大きな要因は…3年前の父の自殺にあるかもしれない。
自分でもよく分からない。
休職すると一人の時間が増え、いろいろと考えてしまう。考えることは悪いことではない…。
何も考えない時間がほしいだけ。
そんなことを考えている自分に気づき、ふと窓の外に目を向ける。暖かい気候に急かされ、桜に似た白い蕾たちが目覚め始めている。
思わず笑みがこぼれ、心が少しフッと軽くなった音がした。
こんなことは初めてだった。
空は青く、木は緑色、花は白い。こんなにも綺麗な色をしている。
自然を愛でている自分に気づき、少し照れ臭い気持ちになった。
そんな自分を愛でることはできるだろうか。
どうも文吾野助。
※1 weblio辞書(https://www.weblio.jp/content)
note投稿を通じ、まずは自分自身の幸せに向けた活動をしていきます。自分が幸せでなければ、他の人に幸せを分け与えていくことはできないと感じているからです。私は日記というかエッセイ的なものを投稿しています。その内容が少しでも皆さまの幸せの種となりますように。どうも文吾野助。