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noteの課金モデル・仕組みを機能別にnoteでまとめてみた

noteの課金っていろんなパターンがあって、ちょっと複雑なので、どういうものがどういう仕様になっているのかまとめてみようと思いました。

そもそものnoteの課金機能の背景については以下が良い感じにまとめています。

課金機能は6種類ある

noteの課金方式は以下です。

1.有料記事
 -単品で記事を販売できる機能
 -画像や音声も単品で販売可能
 -有料記事をプレゼントすることも可能

2.有料マガジン
 -マガジン機能はお気に入りの記事をまとめて、ブックマークがわりにしたり、テーマに沿って分類したりできる機能のこと
 -そのマガジンを有料化し単品で販売することが可能

3.定期購読マガジン
 -2の有料マガジンの継続課金モデル
 -月額定額で記事本数に関わらずその月に読者
 -noteプレミアムの登録必須
 -note運営側の審査制

4.サポート
 -お金を払って応援してもらう機能
 -有料記事・無料記事どちらでも設置可能

5.サークル機能
 -月額会費制のコミュニティやサークルを作れる機能
 -メンバー限定で閲覧できる記事の公開
 -クリエイターとメンバーが交流できる限定の掲示板が使える
 -クリエイターが退出判断することが可能

6.noteプレミアム(クリエイター向け・月額500円)
 -定期購読マガジンの申し込み
 -予約投稿機能
 -コメント欄のON/OFF機能
 -販売価格の上限アップ(上限が1万円から5万円に)
 -数量限定販売
 -Amazonウィジェット

定期購読マガジンについては以下で購読フローをまとめています。気になったら是非。

各課金機能において共通する仕様

●クリエイターへの支払いについて

Q.クリエイターがコンテンツを販売する際に引かれる手数料を教えてください。
noteは、売上金額から決済手数料を引いた額の10%を、プラットフォーム利用料として申し受けます。定期購読マガジンの場合は20%です。決済手数料は、クレジットカード決済では売上金額の5%、携帯キャリア決済では売上金額の15%です。
https://note.com/faq#3-8

例えば、
通常note:500円×10本=5,000円
定期購読マガジン:1,000円×10人=10,000円
がクレカ決済で売れたとすると、

・通常note:5,000円-(5,000円*決済手数料5%)-(4,750円*プラットフォーム利用料10%)=4,275円
・定期購読マガジン:10,000円-(10,000円*決済手数料5%)-(9,500円*プラットフォーム利用料20%)=7,600円

となります。

Q.売上料金はいつ振り込まれますか?
前月末までの未振り込みの売上金額が合計1,000円以上の場合、ご登録いただいた銀行口座へのお振り込みが可能となります。 毎月25日までに、お振込先口座をご登録の上、お振り込みを申請いただくと、前月末までの未振り込みの売上金額から決済手数料・プラットフォーム利用料を引いた額をすべて、月末にご入金させていただきます。 その際、お振込手数料として270円を差し引かせていただきます。
なお入力していただいた口座情報に誤りがある場合、振込申請は取り消され、翌月に再度、申請をしていただく必要がございます。
https://note.com/faq#3-8

●金額設定

・以下で設定が可能
無料会員:100円〜10,000円
プレミアム会員:100円〜50,000円

●返金について
返金申請ができないコンテンツ(以下は返金可能設定ができない)
・有料マガジン
・定期購読マガジン
・サポート
・noteプレミアム
・会員登録せずに購入した有料記事

有料記事は24時間以内であれば返金可能にするかどうかを設定で選べる

● 各端末での有料設定について
・iphoneアプリ
 -Appstoreの審査が厳しいためか、有料の購読はおろか有料設定も全てができない。購入履歴すら見れない形になっている。購入した記事は閲覧できる
・Androidアプリ
 -購入履歴の閲覧や有料記事・有料マガジンの作成等は可能。有料記事の購入はアプリ内ブラウザが立ち上がりそこで購入。手数料の問題と思われる。Androidは審査がゆるい?
・webブラウザ
 -webではPC・スマホ共に有料購読・有料設定全て可能

有料記事

【仕様】
・数量限定販売可能(10,000以下)
・無料で公開後も後から有料に変更可能
・文章のどこから有料限定で読めるかを指定できる
・iphoneアプリからは作成できない
・返金申請を受け付けるかどうか選べる

有料マガジン

【仕様】
・自分以外の記事を追加できない(無料マガジンはできる)
・自分の無料記事を有料マガジンに追加すると、有料マガジン購入者限定の記事として販売できる
・自分の有料記事を有料マガジンに追加すると、個別の有料記事購入・有料マガジン購入両方の形式で販売できる
・公開後マガジンの有料/無料を切り替えることはできない
・金額の変更は可能
・返金させることができない

定期購読マガジン

・月単位で読者が定額で購読できるサービス
・購読月に追加された有料記事と、マガジンに追加されている全ての無料記事が読者は購読できる
・機能の利用にはnoteプレミアムに登録する必要がある
・運営事務局による審査があり、開設できない場合もある
・申請時に申請した回数、毎月記事を執筆/収録する必要がある
・一度収録した記事は、収録を解除しても読者は読むことができる
・毎月1日に読者は引き落とし
・初月無料設定が可能
・金額の変更は再度申請が必要

●定期購読マガジンで全てを無料記事にしているパターン(課金している間は全ての記事が購読できる)

●定期購読マガジンで有料記事を混ぜているパターン(有料記事に関しては購読者が課金していない月の記事は別途課金が必要になる)


●有料マガジン・定期購読マガジンの違い


サークル

【仕様】
・無料、有料どちらも設定可能
・有料の場合は最大3つの金額プランを設定可能
・掲示板で会員になったメンバー限定で交流ができる

【利用イメージ】

1)コミュニティの場合
企画内容:趣味、好きな食べ物、地域など共通点のあるメンバーでわいわい話すコミュニティ
プラン案:基本プランでは掲示板へ参加、上位プランで有料記事のプレゼントや専用Slackに招待など
投稿・運営案:サークルテーマに関する投稿、メンバーに情報提供を募る、リアルイベントの参加者募集

2)ファンクラブの場合
企画内容: アーティストやミュージシャン、 YouTuberなどが自分のファンクラブを運営
プラン案:基本プランは掲示板へのアクセスのみ、上位プランは非公開コンテンツをプレゼントなど
投稿・運営案:制作記録など普段見られないコンテンツを投稿、YouTubeの非公開リンクを配置定期購読マガジンとサークル機能に関してはこちらでも詳しく紹介されているのでご覧いただくのをおすすめします。

3)教室運営の場合
企画内容:得意なことや専門にしていることをメンバーにレクチャーする
プラン案:初級/中級/上級と習熟度別にクラスを分ける
投稿・運営案:コメント欄を使って画像を募集、プランごとに異なる有料記事をプレゼント

以上です。結構わかりにくいnoteの課金の仕組みですが、こちらをまとめることによって大分整理されました。今度は課金の導線や細かい仕様を研究してみたいと思います。

以下のクリエイター向け勉強会の動画では、定期購読マガジンとサークルについて詳しく説明してあるので、ご覧ください。


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