独断と偏見ですが、気になる夏ドラマ2022
今期は春ドラマの感想をあまり書けなかったなあ。気が付けば6月も後半。2022年の半分が終わろうとしているなんて、うそや。
そんな中、夏の新ドラマ情報が続々と耳に入ってきたので、独断と偏見で勝手に5つほどチョイスしてみようと思う。
月9ドラマ『競争の番人』
まずは、杏さんと坂口健太郎さんが公正取引委員会を舞台にタッグを組むフジテレビの月9『競争の番人』。
原作は、同じ枠で今夜最終回の『元彼の遺言状』の作者でもある新川帆立さんの小説だ。2クール続けてって、そんなことあるんだ。ほほう。
これがね、キャストが豪華なんですわ。
主要キャストに小池栄子さん、大倉孝二さん、寺島しのぶさん、加藤清史郎くんが名を連ねている。しかも第1話のゲストには山本耕史さんが発表されており、政子に泰時に義村まで、鎌倉殿を視聴し続けている人間には胸アツな第1話キャスティングとなっている。
物語は1話完結なのだろうか。前日の夜8時からは感情揺れ揺れなので、できれば翌月曜日の夜はスカッとしたいのだけれど……。昨夜あまりにも孤独な頼朝と、戦慄の善児、でもこの回で一番迫力のあった丹後局、強くならざるを得ない政子……と、感情がたいへんなことになったので。
日テレの日曜夜『新・信長公記』
次に興味津々なのが、日曜夜放送の『新・信長公記』。
もしもクラスメイトたちが戦国武将のクローンだったら……。舞台は2122年、不良が集まる銀杏高校。織田信長をはじめ、徳川家康、豊臣秀吉、明智光秀など戦国武将のクローンたちが闘いを繰り広げる。
主人公の織田信長を演じるのは永瀬廉さん。朝ドラ『おかえりモネ』では心にさまざまな葛藤を抱える難役を演じた永瀬くんが、戦国武将のクローンに！ 学校を乗っ取ろうともくろむ転校生・徳川家康を小澤征悦さんが演じる。豊臣秀吉を西畑大吾くん、伊達政宗を三浦翔平さん、武田信玄を満島真之介さん、黒田官兵衛を濱田岳さん、明智光秀を萩原利久さん、上杉謙信を犬飼貴丈さん、戦国オタクの女子高生・みやびには山田杏奈ちゃんと、こちらも豪華キャストだ。
大河ドラマ『軍師官兵衛』つながりときたのか、濱田さん。こないだまでの東堂（日曜劇場『マイファミリー』）は辛過ぎたので、こちらではっちゃけてほしい。そして個人的に今注目しているのが萩原さん。先日まで放送されていた『探偵が早すぎる～春のトリック返し祭り～』で、「何考えてるのかわかんない」オーラが抜群だった。翳のある雰囲気もいいけど、声。こもったような声がいい。この声でスピッツの「遥か」を歌ってほしい（ズレた願望）。
坂元裕二脚本『初恋の悪魔』
お次は、坂元裕二さん脚本の日テレ新土曜ドラマ『初恋の悪魔』。
小洒落てこじれたミステリアスコメディー（HPより）
主人公は停職中の刑事・鹿浜鈴之介。同じ警察署に勤務するワケありの4人が集まって難事件を解決していくのだが、思わぬ真実と運命が待っているのだとか。
鈴之介を林遣都さんが演じ、仲野太賀さん、松岡茉優さん、柄本佑さんが共演。他にも警察署長に伊藤英明さん、鈴之介の怪しい隣人に安田顕さん、開業医で元監察医を田中裕子さんと、主役を張れる役者さんたちが勢ぞろいしている。このキャスティングを見ただけで、それぞれに裏がありそうな雰囲気がすでに漂っている。ただ、今のところドラマ名は何由来なのかが謎。
NHK土曜ドラマ『空白を満たしなさい』
4つめは、今週から始まるNHKの土曜ドラマ『空白を満たしなさい』。
3年前に死んだ男が、突然生き返って家族のもとに帰って来る。自分が死んだことに全く覚えがない彼は、記憶を繰り寄せながら調べ始める。柄本佑さんと鈴木杏さんが夫婦役で登場。また柄本さん演じる主人公が自身の死に関わっているのでは？と疑う男に、阿部サダヲさん。怪しい役のサダヲちゃんは怖い……。どの程度のサスペンスなのか知りたいところ。果たして真実に辿り着くことができるのだろうか。
金曜ドラマ『石子と羽男－そんなコトで訴えます？－』
最後に、有村架純さんと中村倫也さんがダブル主演するTBS金曜ドラマ『石子と羽男－そんなコトで訴えます？－』。
マチベンを舞台に、社会や人生におけるさまざまな問題に直面する人々と周囲の人間模様を描く。有村さんが演じる石子こと石田硝子の父親役には、さだまさしさんじゃないか。えー、これ楽しみ。脚本は誰なのかと確認したら、西田征史さんだった。私の中では『ママさんバレーでつかまえて』や『小野寺の弟・小野寺の姉』のイメージと一緒に、向井理さんとの朝ドラに関するエピソードが印象深い（ネットを検索してください）。そうか、西田さんなのか。これはますます観てみたくなった。
まだまだあるぞ、夏ドラマ
8月以降の開始だけれど、NHKドラマ『あなたのブツが、ここに』もちょっと惹かれている。
あと、テレ東さんの『雪女と蟹を食う』も気になっている。
おまけでもうひとつ、ふたつ、みっつ
先日、お気に入りの「木曜ミステリー」枠が7月期で終了というニュースが流れた。最後は上川隆也さんの人気シリーズ『遺留捜査』が放送されるとのこと。この枠は『京都迷宮案内』『おみやさん』など数々の名作が誕生した枠で、特に『科捜研の女』は沢口靖子さんの当たり役。近年ではマリコさんと『警視庁・捜査一課長』（←今期も相変わらず最後までぶっ飛んでた 笑）の大岩課長、いや笹川刑事部長を楽しみにしていただけに、この先彼らに会えるのか不安だ。
そう思っていたら、毎クール刑事業で忙しい内藤剛志さん主演のドラマ『警視庁強行犯係 樋口顕season2』が、7月15日（金）からテレ東さんで始まるらしい。
内藤さんが警視庁内で樋口顕に転生してた！
キャストをよく見ると、こちらのシリーズにはマリコさんの上司・科捜研の日野所長（斎藤暁さん）が鑑識課にいらっしゃる模様なので、なんとなく安心する（笑）。しかし捜査班か鑑識係にいそうな人、または犯人と匂わせる人ベスト3に入るお気に入りの林泰文さんはいなかった……。残念。
こうやって書き出してみると、かなりバラエティに富んだラインナップ。夏もとりあえずドラマ三昧したい。
ただいま、アマプラで『僕の姉ちゃん』を絶賛視聴中。シュールだけどふんわり優しいこの感情は何だろう。地上波でこの夏放送みたいなので、興味のある方はどうぞ。
年末に放送されたらしいテレビ大阪の『ちょこっと京都に住んでみた。』も、アマプラでゆるゆる視聴。ドラマとドキュメンタリーのおいしいとこ取りみたいな番組だった。夏に連ドラとなって帰ってくるということで、京都に興味のある人や疲れている人におすすめ。
以上、独断と偏見で選んだ、気になる夏ドラマでした！
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