見出し画像

インタープリター養成講座で得たもの

昨年から受講していた、椎葉村でのYAMAPさん監修のインタープリター養成講座において、合格することができたようです!(←自分でも信じられない)

この研修でできたこと

全部の回は参加できませんでしたが、この講座があったことで、以下のことができたり進んだりしました。

・最初に椎葉に長く住む人たちの土地のガイドを知ることで、各地域の魅力やツアーへの可能性を、みんなで学び考えることができた
・参加者の協力もいただき、自分のモニターツアーにて使用する土地の環境整備や利用準備ができた
モニターツアーを作成し(3回実施)、ひげ隊長はもちろん、参加者からも指摘をいただき、いろいろな気づきがあった

どんな内容?なにをやったの?

時系列に書いてみます。ひげ隊長による研修と、前後での自主活動も含めています。④については、複数回・複数名で実施されています

①座学 2022年12月
・ひげ隊長による座学(ご自身のご紹介・ツアーの作り方)
・参加者の自己紹介(経歴から、なぜ今自分がここにいるかも含めて)

一人ひとりの話をじっくり聞く機会は、なかなかないので面白かったです

・各参加者のツアー内容を検討

②椎葉の土地を知る 2022年12~1月
・参加者による各地域のガイド(上椎葉)
・環境整備(上椎葉)

環境整備初回
整備しながら遊んでみる大人たち

③椎葉の土地を知り、実践する 2023年2月
・参加者による各地域のガイド(十根川・不土野)

長く使われていない遊歩道跡を、みんなで探検
その先の景色に見とれる

・参加者によるモニターツアー作成と実施(上椎葉)

自分のモニターツアー初回
トップバッターで、かなり粗削りな内容でしたが、
子どもたちがいきいき遊ぶ様子に、参加してくださった地元の方もびっくり

④参加者による実践 2023年3月~12月
・参加者によるモニターツアー(扇山・上椎葉・十根川・向山・松尾)

他の研修生による山茶ツアーの練習 
他の人の取り組みが自分の学びに
他の研修生による扇山ツアーの練習 参加者も真剣

・定期的な環境整備(上椎葉)

役場の協力もあり、遊び場へ行く斜面を小さな子どもでも安全に登れるよう、
階段をつけることができました(それまではロープを張って登り降りしていた)
他にも遊び場のゴミ拾い・枯れ木の処分・夏の草刈など自主整備を10回ほど実施

⑤参加者による実践と、先行事例からの学び 2024年1月
・参加者によるモニターツアー(博物館ワークショップ)
・近隣のフットパスツアーの視察(五ヶ瀬自然学校杉田さん)

五ケ瀬自然学校の杉田さんによる、鞍岡の自然と歴史と人々の営みツアー!
その地域への愛が伝わる、面白くて濃い内容でした

発達オタクによる「秘境で足育」ツアー

多くのインタープリターが活動するのは、「自然や文化」面の解説や案内だと思いますが、私の場合はそもそも子どもの発達における遊びの重要さを伝えたい!という思いがあったため、「子どもの育ち」×「自然体験」面のご案内をすることに。「秘境で足育ツアー」として、子どもの心身の育ちが促進される野外遊びの活動プログラムを組みました。親御さんには、野外で遊ぶことで、子どもの心身の発達にどんなメリットがあるかや、より具体的な遊び方などをお伝えする、というやや特殊なスタイルとなりました。

自分のモニターツアー2回目
親御さん(設定)に、なぜ外遊びが子どもにとって良いのか、
クイズをやりながら説明の図
森のアスレチックで遊ぶ子どもたち
登る・しゃがむ・つかむ・またぐ・よける・跳ぶ・ぶら下がるなど、
小学入学までにしておきたい多様な動きが、自然の遊びには満載!

椎葉の実情により、こちらで参加対象を選びにくい(4歳児以上など限定すると、兄弟児がいる家庭は参加しにくい)こともあり、来てくれた全員を相手に毎回やってみて、うまくいったこと・いかなかったことをもとに変更を加えて、臨機応変に活動プログラムを展開することができるようになってきました。

この研修がなければ、短期間でプログラム作成、環境整備、実践・改善までこぎつけませんでしたし、2023年度の「しいばのやまがっこう」「自然体験チポリーノ」へのスピーディーな事業開始には至らなかったと思っています。

しいばのやまがっこう@かてりえ 
かてりえの施設内と、整備後の森を利用した、学びと遊びのプログラム(年4回)
自然体験チポリーノ
主に上椎葉の森と十根川集落にて52回実施(延べ250人以上参加)
自然体験はもちろんですが、地域の文化に親しむことができたのがありがたかったです

研修という良いインプット・アウトプットと評価の機会のおかげで、短期間で段階的に取り組むことができました。ひげ隊長の「なぜそれをするのか」「だれに何を伝えたいのか」という本質的な問いや指摘と、研修参加者の共に椎葉を盛り上げたいという協力体制をもらえたからこそ、継続ができたのだと思っています。

また、実際に繰り返し子どもたちと実践したり、いろいろな学びの場を体験する中で、地域の自然や文化が子どもたちに与える良い効果を、より強く実感することとなり、今後は自然や文化についても少しずつ知識を深めて、活動プログラムを考えたいと思っています。

「野外で算数@椎葉村」ワークショップ(3回シリーズ)
インタープリター研修から、子どもの育ち×自然体験について、自分自身の興味や
子育て世代の移住者からのニーズが高まったこともあり、椎葉村にて開催
九州じゅうの参加者と、野外で学ぶことの合理性や面白さを、理論と実践で学びました

みんなで学ぶありがたさ

自分のことばかり話してしまいましたが、椎葉村では、扇山ツアーや、椎葉の山茶ツアーを作成し、合格をもらったザ・インタープリターの先輩方がいます。

ひげ隊長の一番弟子!やまっち@扇山ツアー
椎葉の山茶ツアー@十根川 

どんなことでもそうですが、一人でやるのと仲間とやるのとでは、意欲も学びの深さも異なります。今後も椎葉の自然や文化の価値を学び広げていく若い人たちが増えるといいなあと願っています。

私自身は、この合格は予想していなかったこともあり、ここからがスタートだと思っています。これからさらに学びや実践を積み、より楽しく「参加したい」と思ってもらえる活動を作りたいと思います。

最後に、いつも愛たっぷりのダメ出しをくださったひげ隊長、ツアー作成にご協力いただいた研修参加者の皆さん、こういう機会をくださった椎葉村と研修を企画運営してくださった方々、本当にありがとうございました。

ひげ隊長のお名前が入った認定証!
いただいたからには、前進あるのみ


#YAMAP
#日本三大秘境椎葉村
#インタープリター養成講座
#ひげ隊長
#子どもの自然体験
#足育
#地域の文化と自然を伝える

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?