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港区(勤務)女子の「発心」その34@比叡山 延暦寺

コンテンツ力をあげていこうと思った話を一つ。

貴船から叡山電鉄を乗り継いでいざ延暦寺へ。途中紅葉のトンネルが車体を包み込み、お客さんたちの顔がパアッと紅く弾けた瞬間が印象的でした。宝ヶ池駅から八瀬比叡山口駅までは、顔に大きな金色のゼロ(0?)が付いた電車に乗り込みましたが、あれは何を表していたかは謎です。(仮面ライダーにいそう・・・笑)

ここからは山頂を目指します。ケーブルカーは、いったい何度あるか分からない急傾斜をズンズン登っていき、京都市内がどんどん小さくなっていきました。降りたらすぐにロープウェイに乗り換え、山頂に到着。山道を歩いて少し離れたところにあるバス停まで行きます。バスの車窓からは、はるか彼方に琵琶湖がうっすら垣間見え、いつの間にか人生初、滋賀県に足を踏み入れていました。

非常に山深き場所にも拘らず、東塔エリアのターミナルにはたくさんの観光バスが停まっており、多くの人が集っていました。大講堂にはいろんな宗派の祖の絵が掲げられており、「仏教の総合大学」と呼ばれる所以が分りました。
根本中堂は大規模改修が行われており、巨大なプレハブの中に入ると、瓦や装飾品などが全て取り払われ、木の骨組みが剥き出しになっていました。設置された階段を登ると、屋根を上から眺めることができる仕組みに。広大かつ美しく流線を描く大きな木の滑り台のようでした。

阿弥陀堂・東塔まで行ってタイムアップ。西塔と横川エリアは断念しました。恐らく全て周ろうとすると丸一日かかるかと思います。

帰りは滋賀周りで京都駅に戻ることに。坂本ケーブルという日本一のケーブルカーに、10分以上もの間、乗っていました。丁度『戦国BASARA』とのコラボをしており、車体はキャラクターのラッピングが施され、中井和哉さんの美声が車内に響き渡ります。眼下に琵琶湖が見え、かの紀貫之もこの景色に魅了されたと云います。途中ポイントがあり、登ってくるもう一台のケーブルカーとすれ違うところも見ものでした。薄暗がりの中、よく見ると所々に様々な動物を模した石像が建っていたのですが、あれは何だったのでしょう・・・?

まさにテーマパーク。京都は何度来たって飽きない。どんな形であれ、お客さんを常に楽しませることのできるコンテンツを作り続ける大切さを、身を持って感じさせられました。

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