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港区(勤務)女子の「発心」その41@高野山宿坊体験 恵光院

とても楽になった話を一つ。

高野山でのお宿は、奥之院の程近くにある恵光院(えこういん)。明智光秀の菩提寺でもあります。何故恵光院さんの宿坊に決めたかというと、雑誌『BRUTUS』に「人生変えちゃう、1泊旅。」という特集で紹介されていたからです。もはや旅館かと思うほどの美しい内装と、景観の素晴らしさに圧倒され、即決しました。
実際に訪れてみてもその感動は変わらず、見た目にも美しい精進料理もとても美味しかったです。

恵光院さんでは3つのプログラムに参加。
1つ目は瞑想体験。「阿字観(あじかん)」と呼ばれる瞑想法で、サンスクリット語の「阿」の字は大日如来の意味だそう。右足を左足の上に置き半跏坐をし、手で宇宙を表す雫の形を作る。半眼で鼻先を見て、一から十まで数え、それを繰り返します。(目標を持つ=邪念になるため、十から先は数えないそう。なるほど)これを数息(すそく)観と言い、気づけばかれこれ20分くらい行なっていたかと思います。頭が空っぽになって、とても心が落ち着きました。

2つ目は奥之院ナイトツアー。詳しくは前回の記事で。

3つ目は朝の6時半から始まる勤行。丁度時期というのもあり、お盆特有の飾り付けがなされていました。特に、御供物はその土地の風土が出ますよね。じゃがいもが丸ごと置かれていたり、大根やにんじんを棒状に立てているのは初めて見ました。
お勤めの後は毘沙門堂での護摩焚きに参加。たまたま案内された席がお坊さんの丁度真横で、火の粉を浴びながら一挙手一投足を間近で見ることができました。
中でも、願い事が書かれた木札を火の中にポンポンくべているだけに見えて、それらがジェンガのように縦横に積み上げらていく様がすごかったです。

早寝早起きに美味しい精進料理。とても健康的で充実した滞在となりました。
他にも宿坊を備えている寺院が約50もあるとのことなので、また高野山を訪れる際は他の宿坊にも篭ってみたいなと思います。

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