見出し画像

さよなら、普遍性



最近初対面の人に9割5分くらいの確立で言ってもらえる言葉。
「大人っぽいね」

この言葉を言われると
どうしてもぎこちない反応をしてしまう。



私はまだ大人に十分に変身できてない。
ヒーロースーツをまとう環境があるだけで、敵の前では不安で動け出せない。

それが今のわたし。


私にとって大人って。

私にとっての大人って
自分に自覚と覚悟がある人。

そう、一言でいうならこんな感じ。


ただ年齢が一定数に達したんじゃない。
お酒が飲めるんじゃない。


自分のやりたいこと、魅力、好きなこと、
そして、嫌いなことまで全部を
「これが私」として飲み込んでしまえる人。


ただの屁理屈で、
自分を理解した気になっているんじゃない。

自分に満足して飲み込み続けるには、
努力と少しの変化をし続けなきゃいけないと思うから。

見掛けと自信でこの違いはバレバレだと思う。

「これが自分」と確信つくには、
自分が許容できる人間であり続ける必要があると思うし、自分のことを知り続けないといけないはず。




自分は他人とは違うっていう自覚。
自分を自分として飲み込む覚悟。

この2つを持ち合わせたら、
大人になれるんじゃないかと思う。

これが私の大人の定義。


けれど今の私にはまだ、足りない。
自覚はあるのに、ずっと覚悟ができてないから。


快適な空間から抜け出して

1年生の後期の授業に、

私の通う学部の先輩(4年前の卒業生)が、
経験をもとに授業してくれたことがある。


•先輩のキラキラした目
•醸し出す圧倒的自信のあるオーラ
•つまらなさ感じさせない人生論


これらに引き寄せられて、
InstagramとLINEのIDを検索してすぐに

知り合い申請をした。
価値観が変わりそうな感じがした。


ある人生の転機に連絡をして、

LINEで相談にのってもらったり、
ZOOMでオンラインを活用して、
私の頭の散らばった気持ちを整理してもらったこともある。


無条件で後輩を応援してくれる、
すごく素敵な先輩だ。


その先輩は遠いカンボジアで
非営利活動法人を立ち上げている。


サッカースクールの運営を行い、
子ども達の教育環境を少しでも豊かにしようと毎日奮闘している。話していると、「淡々と毎日過ごす」という言葉が本当に似合わない人だなと思う。


奮闘、奮闘・・・。
この言葉が一番しっくりくる。


以下、石塚さんのnote引用。
こんな人。


その先輩の話でずっと心に残っている言葉がある。


「快適な空間はむしろ抜け出そう」

子どもが十分に教育を受けられないカンボジア。
日本にいたら忘れてしまう世界にいるからこそ、この言葉の意味に重みが乗っかる気がする。彼から見たら、毎日の安心安全が保障された日本にいることすら、快適な空間なのかもしれない。

雨がふったら、心がブルーになったり、桜が咲いたら1年を思い出して心があたたかくなる。そんな他愛もない日に喜びの感じる緊張感のない毎日。

それを感じられることすら、幸せなことだと、忘れてしまいそうになる。


こんな快適な空間にいていいのか

今のまま、淡々と日常を過ごしていてもなんかダメな気がする。
これが私の葛藤のはじまり。

ここで一応、念押し。
私は他愛もない日常が
とてつもなく好きな人間。
バイト終わりに見るまん丸の月とか、動きの速い雲とかゆったり流れる時間が好き。


けれど、私が私のなりたい大人になるには
ここで留まっていてはいけない。
大人っぽいんじゃない、
立派な大人になるために。

気がした。
だから行動することにした。

やってみたくなったから。





だって大学生だもん

たまにだけど、
「快適な空間を抜け出す」
この言葉を思い出して、環境を整理する時間をとる。

まずは、無造作に重ねられた洋服をもとあった場所に。
これが、2週間に1回ある心機一転のルーティン。



つい最近、それをした後、
この文章を書く、つい4日前。

世界一の教育とも言われるフィンランドへ
実際に足を運び、
8泊9日で身を持って教育を学ぶプログラムに参加する決心をした。

私にとってはかなりの決心。
受験生がいる我が家には、負担をかけたくはないし
私が十分に覚悟を持つためも、そして大人に近づくためにも、
プログラム費用は時間がかかっても、自分で払うことを決めた。
大きく見積もって50万円。自分への投資。


お金を貯めるためにバイトに精を出す。
そして、今の快適な空間を抜け出す覚悟を決めた。
そしたら、少しだけ大人に近づいた気がしている。


このプログラムには選考があるから
実際に行けるかは分からない。

けど、この決心と覚悟が自分にとって
久々にしびれた。
考えて考えて、かなり悩んだ。


わかんないけど、楽しそうだから、
やってみる。
=遊び心とか子ども心

こういう心、忘れたくない。



そう思った日。




この記事が参加している募集

旅の準備

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?