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7日間ブックカバーチャレンジ DAY.4  神戸、愛してる。

世界で一番好きな街はどこかと問われたら、神戸と答える私である。

で、その神戸。神戸といえば足穂。そして、トアロード。

と、いうことで4日目は、『TOR ROAD STYLE BOOK: 神戸トアロード・ハイカラ散歩案内1868-1999』。

今Amazonで調べたら高騰してるなぁ。9,000円か。

神戸の何がいいって、やっぱりその素敵な海辺の街の空気感、であるが、
まだまだ幻想の香り、オリエンタリズムの香りただようその町並みである。
三宮にあるオシャレな子供服屋さん、この本ではファミリアだが、私はジャカディが好きだったりしてたまに購入、無論高いが、かわいい可愛い。
まぁ、もうジャカディは京都の高島屋にも入ったので、特別な感覚はなくなってしまったが。

けれどもやはりトアロードだ。トアロードは坂道なので、登るのがとても辛く、いつもヒィヒィなってしまう。

昔は坂上の外国人倶楽部があった場所に、三色のシャトーであるトアホテルがあった。

焼失してしまったかつての西洋の香り

無論、今の人々には遠く遠く離れた記憶でしかないのだが。

今では日本一の朝食で名高い神戸北野ホテルがそこに鎮座しているが、私も是非とも泊まりたい。あれもまた、一つのシャトー。

美しいのは青と白のモスクで、夕暮れ時、透明な青空を背景に宮殿のように佇んでいる。その前の通りを歩いていると、西洋と東洋の人々が行き交うのが、他の街よりも神秘的で、たまらなくドキドキとする。息子を連れて訪ねた六甲の昆虫館は、宝石や星星の翅を持つ蝶々が飾られていて、夢の中にいるようだった。
息子はまだ夢から覚めないようで、蝶々採集でこのGWはほとほとに疲れた……。
そこで連れ帰ったのはアサギマダラ。美しい青い翅。

この本の表紙は、そのハイカラーさを伝えるかのように、シンプルで、美しく、神戸の色だ。トアロードの旗色だ。
その旗がはためくかのように、この本は様々なトアロードの19世紀と20世紀の様々な顔を紹介してくれる。

キネマの月 巷に昇る 春なれば 遠く声して 子らは隠れぬ


魔法の街神戸。幻想が香る街、神戸。

5月14日(Tuesday) 4冊目/7冊目


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