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上野千鶴子氏の「アベノミクス負の遺産」はでたらめ!  なぜか詳しく解説! 三橋TV

上野千鶴子「平等に貧しくなろう」←本当に貧しくなった結果‥見当違いのアベノミクス批判を批判する 【三橋TV 】池戸万作

https://youtu.be/zsNwYXqBnDM

上野千鶴子氏はこういっていた。

『国債という名の借金を発行』
『安倍政権で国の借金は250兆円増加』
『現在の円安はアベノミクスの負の遺産』

彼女は、「アベノミクス」は批判しても、「消費税増税」「緊縮財政」については絶対言及しない。
「岸田政権は、積極財政だ」と思っているのだろうか?

三橋TVにて池戸万作氏が、京都新聞「天眼」に掲載された彼女の記事「アベノミクスの負の遺産」について、「うそつきのでたらめな内容である」ということを教えてくれた。

私たちは、私が払っている税金について知る権利がある!

ここでは、上野氏が言ったことと、池戸氏の解説(つっこみ)を両方紹介するね🌟

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2022年11月6日 京都新聞 天眼「アベノミクス負の遺産」より

上野千鶴子氏
「毎日為替相場をチェックするたびに円安が続いている。つい先日、32年ぶりに「1ドル150円を突破」と報道があったばかりなのに、その後も進行した。この先は見通せない。安倍元首相が先導した「異次元の金融緩和」には、いつか必ず出口が必要なはずだった。」

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池戸氏
安倍政権の異次元の「金融緩和」によって現在の円安が進行している」と言いたかったのだろう。
出口」というのは、景気がよくなって「から」のことであって、目下の景気はまだまだよくないので、「金融◯◯はできない」というのが、黒田総裁の判断だろうと思し正しいと思うが。

(ここからは、上野千鶴子氏の発言に番号をふっていくね。)

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①「『国債という名の借金の利息を払わずに済む』

(上野千鶴子氏発言 ①)

「異次元の金融緩和」とは、すなわちお札を刷りまくって市場にお金をだぶつかせ、インフレを誘導する政策だ。他方で金利を下げて、年寄りをはじめ国民が貯めこんだ貯金をはき出させるだけでなく、国債(という名の借金)をじゃんじゃん発行しても、利息を払わずに済む勘定である。」

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池戸氏
「異次元の金融緩和」は、市場ではなく「日銀当座預金の増加」。
国債は「自国通貨建て」ならば、通貨発行と同義
あくまで、一般の「銀行」の「日銀口座預金」を増加させているだけなので、実態経済にお金がだぶつくかどうか?というのは別の話。

「自国通貨建て」の国債は、「借金」でなく「通貨発行」と一緒。
誤解される言い方になるかもしれないが、「返済しなくてもいい」、つまり「ずっと増やし続けられる」「減らさなくてもいい」という種類のもの。一般的な「借金」とは物が違う
「利息」については日本銀行に支払うが、「行って来い」で、「戻ってくる」もの。

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②「『日本だけが金融緩和政策を続けている』

(上野千鶴子氏発言 ②)

お金がだぶつけば、当然通貨の価値は下がるが、全世界で金融緩和策を採用している限り、為替相場は相対的には変化しない。アベノミクスの登場の頃にはアメリカもEUも金融緩和を採用していたから、バランスが取れていた。だが、アメリカもEUも、金融緩和の舵を切った。日本だけが切り損ねている。」

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池戸氏
「金融緩和だけ」では、「国内のインフレ率」は上がらなかったことは実証済み
為替レートに関しては、「政策金利の差」によって低い方から高い方に移動する。
(「日本は金利が低いから、金利が高い「ドル」に移動しよう」という流れ)

「日本だけが切り損ねているのでけしからん、早く切れ」と言いたいのだと思うが、その「切り損ねている」のは、コロナ禍で、他国に比べて「財政出動の金額や規模が足らず、まだまだ景気が回復していないから」である。
そこに言及せず、「切れ(金融引き締めをしろ)」と言っている

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③「『安倍政権の思うがままに日銀を従わせた』

(上野千鶴子氏発言 ③)

アメリカもEUも急速な物価高、日本も実はインフレ達成率2%の政策目標をとっくに達成している。そうなれば政策転換をするお約束だった。日銀総裁に無理矢理の官邸人事で黒田東彦氏を任命し、政府の思うがままに従わせ、「日銀は政府の子会社みたいなもの」と言い放ったのはあの安倍氏である。」

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池戸氏
インフレ率2%に達しても、景気悪化の状況では転換は無理。インフレ達成率は確かに2%は達成した。それは「エネルギー価格」「食糧価格」が高騰しているから。景気は決して良くない。

「日銀は政府の子会社」という表現は正しいのでは?
「連結決算」でやりとりしている以上、「政府の子会社」、そういう「一つの機関」だと位置づけていいと思う。
支払った金利も「行って来い」で「戻ってくる」ので「政府の子会社」で問題ないと思うが。


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④「『日本だけが金融緩和政策を続けている』

(上野千鶴子氏発言 ④)

金融緩和を止めるに止められない事情は、金利を上げた途端、膨大な借金の利払いが増えるからである。安倍首相在任中の7年8ヶ月の間に日本の借金は250兆円増えて、1182兆円になった。これは日本のGDPの207%である。日銀の国債保有率は11.5%から、42.2%へ。実質賃金は104.5%から99.9%へ低下した。」

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池戸氏
おっしゃる通り、日銀保有が半分近くになったので、実質の利払いは減った
止めないのは景気回復していないから。実質賃金(の低下)は「消費税増税」が原因。

(私の調べでは(動画13:40)、アメリカは(ドル建て国債は)7年間で、約1,000兆円(6.5兆ドル=950兆円)程増やしている。(日本の4倍))

「実質賃金」(動画14:40)も13年度の「104.5%」から、消費税が8%(消費税が3%増税)になった14年度は「101.6%」と、きっちり3%ダウン
消費税が10%になった(さらに消費税が2%増えた)時も、「2%」近くダウンしている。
消費税に変動ない他の年度は、決して上がってるわけでなないが、ほぼ横ばいになっていた。

消費税5%から10%になったこの10年近くは、「消費税増税分のみ」が影響し、「実質賃金が下がった」と言える。こういうのを上野さんは(自分で調べたり計算したりせず)見ない「全部アベノミクスのせいだ」として「消費税増税のせい」とは絶対言わない。

続きはYouTubeで確認!😺

https://youtu.be/zsNwYXqBnDM


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