見出し画像

カンボジアプロジェクトのコンセプト|Progress Report vol.3

プノンペンからこんにちは。
普通のサラリーマンです。

さて、今回はカンボジアプロジェクトのコンセプトに関して少しお話できればと思います。

カンボジア出店に関して、コンセプトが設定されました(されていました)。それが

『ZERO WASTE』

弊社には、サスティナブルの担当マネージャーがホーチミンの本社にいるのですが、彼が入社してから様々なサスティナブルな取り組みを進めており、徐々に社内にも社外にも浸透してきているのかなという段階です。

ぼくらのような営業職(レストランの営業職 = オペレーションチーム)だと、レストランの商品とサービスを売って売上をあげて、お客様から「ありがとう」と感謝のお言葉まで直接受け取ることができ(もちろんお叱りのお言葉をいただくこともありますが。汗)、インタラクティブなコミュニケーションを通して日々仕事をしている(プロダクトを作るところから出口のお客様に届けてフィードバックもらうまで)ので、とてもやり甲斐があるなと日々感じてます。

それと比較すると、決して大企業(サスティナブルプロジェクトに対応できる人的リソースや資金が充実している。)ではなくかつ零細企業(家族経営だったり経営者単独のトップダウンで進められる。小回りが効く。)でもない現状飲食事業(本当に飲食業は利益率が低いんですよ…)がメインの弊社で、各部門別にKPIが細かく設定されている部門長を、更にはサプライヤーさんまで巻き込んでこれらのプロジェクトをリードするのは、ほんとーーーーーに大変だと思います(詳しくは上記の記事参照)
本当に頭が下がります。

たとえば、購買部だったら成果物に大きな影響がでない限り、なるべくコストの安いものを買い揃えたいんですね。それが、COGS(売上原価)に直接影響するので。

今だったら、デリバリーやお持ち帰りが増えていて、お持ち帰り用フォークやスプーンの購買量が上がってくる → 安く仕入れたい → プラスティックのスプーンを選ぶ → COGS下がる → 原価下がってハッピー(購買部KPI達成!)。みたいな。
これは例えばの、極端な例ですけど。

そこを、サスティナブルな目線で見ていくと、
Sus担(プラスティックはダメよね)→ Sus担(木のスプーンとフォーク見つかったからこっち買ってや)→ 購買部(木のスプーン高くない?購買量も増えてきてるし。計算ガチャガチャ)→ 購買部(木のスプーンに変更すると購買部の今期のKPI達成できません(COGS 0.5%上昇予定)!なのでこのままプラスティック維持で)

みたいなことが社内で起きる可能性があるんですね。
でもね。社内のみんなわかってるんですよ。"木のスプーンを使用した方がプラスティックよりは環境にいいだろう"って。

現状、サスティナブルなオペレーションをしようとすればするほど、コストは嵩むんですね。

そこでみんな考えるわけなんですよ。
俺らってなにしたいんだっけ?どういうレストランにしたいんだっけ?どういうふうに生きていきたいの?って。

「Make the World Smile for Peace(平和のために世界を笑顔にする)」をビジョンに、「Delivering Wow, Sharing Happiness(驚きを届け、幸せをシェアする)」をミッションに掲げ、食を通じて世界に笑顔を届ける。

そんな感じでみんな弊社の「ビジョン」と「ミッション」に立ち返るわけなんですね。
そうなってくると、自ずとどういう行動に移ればいいかなんて、わかるわけなんですよ。今何をするべきかは。

何が正解かなんてわからない道を僕らは突き進んでいる感じなのですが、
これが10年後、20年後にふりかえったときに、
「これでよかったんだ」と思える選択をしていきたいな。と考えています。

あれ!?全然、カンボジアプロジェクトの話にならなかった。汗

次回、必ずカンボジアのプロジェクトにふれたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?