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「Teal Dialogue in関西」に行ってきました。人の意識ってどう変容していくんだろう?

【Teal Dialogue in関西】に行ってきました。

ティール組織、インテグラル理論(意識の発達段階)らへんの話はすごく興味があって、いつも同じ人とばかり話しているので、いろんな立場の人とも話してみたいなぁと思って、行くことに。

今回の会は、対話会。
『ティール組織』著者フレデリック・ラルーとの面談や、ホラクラシー・トレーニング、インテグラル理論の国際カンファレンス参加など、「ティールな旅」に出て、それぞれの実践に活かしている人がホストとなり対話をした。

自分が、参加したのは2つで、1つはティール組織のプロデュースを担当された下田理さんとの対話と、Johnson &Johnsonの人事で、昨年フレデリック・ラルーさんを訪問した藤間朝子さんとの対話。

他の参加者の人の、自分の会社の組織変革の悩みなども聞きながら、ティール組織に関して対話できて、この概念について具体的なイメージが前よりついたような気がした。

以下はざっくばらんに気づきをまとめておく。

・ティール的な学び方は「越境学習」


・ティールは正解の形がない。
自分の心の声に従って目の前のものに取り組んだ結果できたような組織。形だけ真似してもティール組織にはならない。
もともとのインテグラル理論は人の「意識の発達段階」についてのもの。形だけではなく、組織の人の意識に注目する必要がある。


・どのように組織を変革していくか。
ティールの話で有名なものに「キャンプファイヤーモデル」というものがある。
それは、キャンプファイヤーをしていると大抵の人は、そこに集まっているとみんなと話せて安心だし、外の暗闇は何があるかわからず、危険だから近寄らず、キャンプファイヤーの周りに居続ける。
でも、好奇心のある人は、キャンプファイヤーの外に出て、暗闇を楽しんだり、暗闇から星を見上げ、星の美しさに気づいたりする。
ティールはどういう意識段階かというと、この後者である。今すでにあるものやみんなが良いと思っているものを手放して、心の声に従って危険も含めて外へ出る。

ティール組織というのは、この外へ出る人が多い組織。そのためには何ができるか?
そもそもキャンプファイヤーの周りにいようとする人は、外の世界を危険だと思っていて飛び出そうとしない。この人たちをなんとか外に出させようとすると、拒否感がある。

だから、できることは、外の世界に興味を持った人に対して「外の世界に出ても大丈夫だよ。」と言ってあげること。

そういう風にして、心の声に従って外に出ようとするときに、それを「いいね」と言ってあげられることができることなのかもしれない。

そして、影響力のある人が何人か外に飛び出したとき、内の組織にも大きな影響を与える。

自分たちにできることは、興味のない人を動かすことよりも、興味のある人を支えてあげること。そうすることで、結果的に組織全体に影響を与える。(これは学校においても同じことが言えるような気がした。)

・学校教育の中で、人の意識をどう変容させていけるだろう?
個人的に思ってることがあって、ESDってグリーンかティールの段階まで意識を育てる教育だと思っている。

それにレッドが重心にある人とかだと、今の社会では生きにくさを感じると思うし、今の社会のパラダイム以上には重心を移行させた方が行きやすいと思う。

じゃあ、どうやって意識レベルを変容させるか?
そのためには、意識、ものの見方を変えていける人を育てる必要がある。
それはどういうことかというと、あらゆる視点を取り込んでいけるような体験学習サイクルをまわせる人を育てるということ。
サイクルがまわる経験をたくさんしていて、自分自身でサイクルを回すことができると、自分で意識を変容していける。
そのようなサイクル回しの土台をつくってあげるような教育なのかもしれない。

もっと詳しく言うと、コルブの経験学習モデルの4象限のタイプのバランスをとるような感じ。


長くなりそうなので、ここで終わり。
また、こういう会あったら参加したいなー。

あと、こういう話をしたい人はぜひ
教育の未来を語り明かす会」へ。

#ティール組織 #インテグラル理論 #意識 #オルタナティブ教育 #学校 #ホラクラシー

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