見出し画像

ありのままに

今回は「ありのまま」について書いてみたいと思う。

「自分のことなんて好きになりきれないよ」
そんなふうに思っているひとに届けばいいなと願いながら、
過去の自分にも読ませてあげたいと思うことをぽろぽろと。



ありのままという言葉

まずはじめに、「ありのまま 意味」と調べてみると、

今ある通り、事実の通り、といった意味の表現。
特に自分の在り方について、「今の自分の在り方を肯定し、取り繕ったり気負ったりすることなく」というような意味合いで用いられることが多い。

Weblio辞書

と一番上に出てきた。

自分という存在やその在り方を繕わないで肯定する
それが難しいんだよなぁ…と、ぼんやりした頭で改めて意味を考える。


ありのままでいることが難しかった

私がありのままの自分を肯定できたのはここ数年のこと。
それまでは周り(友人や知らない他人ですら)を比較して羨んで、
自分に足りていないと感じる何かをひとつでも埋めようともがいていた。

たとえば、背が高いことをコンプレックスに感じていた大学時代は、
(といっても165cm程度なんだけれど…苦笑)
猫背になって少しでも周りの女の子と身長の差が出ないようにしていたり。

たとえば、髪の毛を伸ばしていた頃は、
「常にさらさらで風になびくような綺麗な状態でいたい」と願って
高額な費用をかけて月に1回は美容院でいろんなものを試し続けたり。

たとえば、恋人がいない期間が長かった頃、
友人から「もったいな〜い」なんて言われたあとには
「私ってやっぱりこういう運命なんだなぁ」なんて(今思えば大袈裟に)悩んで、為す術も無くただただ落ち込んだり。

こういう苦しかったことを思い返せば枚挙に遑がないし、
我ながら昔の自分を抱きしめてあげたい気持ちになる・・・

理想や悩みに直面したとき、自ら苦しくなる方に思考が向かっていました。
そうしない(自分を否定しない)で済む方法を知らなかったんだなぁと振り返る。


自分のことを知ろうとしてみた

上にも書いたように、ありのままの自分を少しずつでも肯定できるようになったのは、つい最近。

「どうしたの?何があったの?」って聞かれたら、
「自分自身のことを結構細かいところまで知ろうとしてみた。」
という答えが最もしっくりくる気がする。

「自分を知ろうとするのってなんだか抵抗がある。」
「というか、自分のことなんて今の自分がいちばんよく知ってるから」
少し前の私を含め、そんな声がありそうだけど、
きっとまだ見つけてあげられていない「自分」がいると思う。


意識的に知ろうとしてみた


気になる人、好きな人、憧れの人と出会った暁には
(その人のこと、できることならば素を)知りたい!
と、意識的に知ろうとする姿勢になるのは私だけだろうか。
(私はそうなるタイプなもので…笑)

そんな感覚を自分自身に対して意識してみた。

すると、
「あ〜〜〜、こういう場面で落ち込みがちだよね、うんうん」
「へぇ〜、意外とこういうこと言われると喜んでるのか、ニヤニヤ」
「あぁ、これは夜にひとり反省会が開催されそうな予感…好物でも用意しておいてあげるか…笑」

こんな感じで、自分のこと(感情の特徴)が分かりやすくわかった。

「自分(が抱く感情とその場面)」がわかると、
どうしたら落ち込まないで居ることができそうか
どうしたら自分を喜ばせてあげられそうか

というようなことも分かってくる。


甘やかしていいし、甘えていいことを知る

自分のことがわかってくると、段々とプラスの感情も、マイナスの感情もコントロールできる場面が増えてきました。

たとえば最初に話した美容関係についても、
誰かのことを羨んで、それになりきれなくて、情けなくて落ち込むことをやめて、自分に「似合う」ってどんな感じかな?を追求してみるといい。
そこに力を注いだらなんだか気持ちが晴れ晴れして、これまでより自分のこと愛らしく思えるから。

どんな瞬間でもいいから、「あぁ、この自分、今の自分が好きかも」って思えるトリガーを見つけられたら大成功、ガッツポーズ。

一瞬でもいいから、そう思えるようになることが第一歩なんじゃないかと。
きっかけさえあれば、そこからは自分の楽しみ方とか自分を楽しませてあげる方法をあれやこれやと試してみたくなるときが来る。

もしも、その過程で「あちゃ〜これは失敗したなぁ」と思うことがあっても、大丈夫。
そういうときはとことん落ち込めばいいし、自分のことを甘やかしてあげたらいい。
そう、甘えていいことを自分に教えてあげる。

何を隠そう、私は最近落ち込んでいる自分すら少しだけ愛らしく感じられるようになった。(笑)
その落ち込みが晴れるときまで(こころで)セルフハグし、どうしようもないときは夫に甘えさせてもらっている。
大抵これでダイジョウブになる。


10秒でもいい、ハグをしよう

嬉しいことがあった日は、イェーイ!幸せな気分をありがとう!
今このしあわせな気持ちを全身で味わおう〜
悲しいことがあった日は、なーんも考えなくていい。
先のことも、過去のことも、なんにも考えないで空っぽになろう。

自分の機嫌は自分で取るという言葉もあるが、それが無理なときって正直たくさん訪れる。(これ、私だけじゃないと信じたい)

はたから見たら大したことないと言われそうなことだったとしても、
自分にとっては一大事。大ごとなんです。ってこと沢山ありますもん。

本当に何事もなくて超つまらない日って滅多にない。

だから、今日がどんな1日でも、寝る前の10秒を自分のために設けます。

セルフハグ
目を瞑りながら身体を優しく手でさすってあげて。
今日という日を生き抜いてくれた自分にありがとう。
お風呂上がりパジャマに着替えたあとにセルフハグ。

好きな人とのハグ
無言でもいい、今日もありがとう(ついでにパワーも分けてください)の気持ちを込めて。
我が家は夜寝る前にサクッとハグをする。
そして眠る直前に「今日もありがとう」と言い合うのも習慣のひとつ。


あなたが心地よく居られるように

毎日生きていると、自分に無いところをついつい探しては無い物ねだりのループに迷い込みそうになる。

そんなとき、もれなく人間は不完全だということを思い出すと良い。
自分も自分以外のまわりの人も、実はみんながそう(不完全)なんだと思えばなんだか可笑しくなるし、不完全だから愛おしいこともあるんだよって自分のことを少しだけ認めてあげられるきっかけになるかも。

心地よくいられる場所で、あなたが心地よく居ることができますように。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
次の記事でもお会いできたら嬉しいです。

それでは、また。

















この記事が参加している募集

QOLあげてみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?