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『人形の家』から学ぶ女性の在り方

こんばんは。日本語教師knkです。今日はちょっと日本語のお話は置いといて、本のお話を。写真は今日本屋さんで見つけた張り紙です。

そんな本屋に行った私の趣味はやっぱり読書です。

子供の頃からずっと好き。本屋さんをただぶらぶらするのも好き。漫画も古典も現代劇も好き。国内外問わず好き。類は友を呼ぶのか、友人も本好きばかりです。

嫌なことがあると自然に本屋に足が向いて、とにかく笑えそうな本を買ったり、甥っ子に会うたびに絵本を手土産に渡したり。(多分甥っ子は私は絵本をもってたまに現れる人やと思ってます)


ありがたいことに職場の周りは本屋だらけなので、ハシゴもします。読む時間があまり取れないのでだいたい月1冊、多くても5冊程度です。(これって趣味って言えるのか?笑)

しかし、本代って案外バカにならない😢スペースもバカにならない(紙派なので)

なので、読んでいるシリーズ物の最新刊や今これないと困るという本でない限りはまず図書館で探すことにしています。

今回はノルウェーを代表する作家、イプセンの代表作『人形の家』を借りました。

超有名な作品なので、私でも名前だけは知っていました。

ちなみに、海外古典文学を探す際は範囲が広すぎるので、ノルウェーブッククラブが昔発表した『世界最高の小説100冊(Top 100 books all time) 』を参考に、読めそうな分量と内容から選ぶことが多いです。日本なら『新潮文庫の100冊』。


で、読んでみた結果、(以下ネタバレ入ります)




最後が痛快✨

妻を可愛がることしか頭にない夫をズバッと切る主人公がまぁかっこいい✨

妻はそれまでにえらいことをしでかしてるんですが、罪の回収と夫への報復がこれまで私が読んだ19世紀ごろの女性の生き方とは違って現代的(というかこの作品が当時の女性たちの意識を変えたそうですね)で面白かったです。

19世紀ぐらいの女性が不義理をしでかした場合、大体は『アンナ・カレーニナ』や『ボヴァリー夫人』のように追い詰められて最後はあぁ〜ってパターンが多い気がするんですが、この人形の家は最後にちゃんと我に帰るところが、なんかバシッと背中を叩かれてるようで、身が引き締まる思いでした。

古い作品を読むと時代背景などにはギャップを感じますが、それでも今でも読み継がれるには何か不変のものがあり、人が惹かれるものはやはりいつの時代も同じなんだなと感じさせられますね。

ネットで最新の情報を知るのも楽しいし重要だけど、小説で自分の知らない時代や世界観を体験するのは面白い。海外小説なら翻訳家のセンス一つで作品の雰囲気も変わるので、そこを味わうのも好きです。

さて、しばらくは現代小説がたまっているのでその山を崩しますが、それが終わったら次は長年の夢であり目標、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』に挑戦します💪


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