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学生の携帯依存

最近、ちょっと気になることがあります。

学生たちの携帯依存。

勤務校では

授業中は原則携帯はオフ。最低でもマナーモードで音は鳴らすな、

もちろん授業中に触るのも原則禁止。

許されるのは中級以上のクラスで、あくまでも「担当教員が調べ物などで許可した場合、許可した内容のみ」使用可能です。

音が鳴ったり、使用している現場を見つけた場合、有無を言わさず没収、その日1日は預かり。

2度目の場合は反省文、または翌日は担任に預ける。

3度目以降は学校へ持ってくるのも禁止。持ち込み禁止のはずなのに休み時間も使用しているのがわかれば親へ連絡の場合もあります。

大抵の学生は一度失敗すれば2度目はしないし、まずはまじめに切っています。

が、脱法に余念がない奴らはどこにでもいるわけで。

各クラスに1人、2人います。

こちらの授業がつまらないのかと思いいろいろ工夫しますが、聞くところによると「どの先生の授業、どんな内容でも同じ」。

ならば徹底的に捕まえて指導するしかない。

ここ最近特に目立つのが、中国人学生の使用頻度の高さ。

ちょっと異常な学生が多い気がする。

一度私が授業中の使用を見つけて没収したら泣きながら返してくれと訴えてきた学生がいました。

「悪いのはそっちでしょう?」

「だからもうしません!お願いします!」

「次はどうなるかわかってるね?」

「もう学校に持ってこれません」

よくわかっている、と思い、返したら。

翌日再犯。

この学生は担任の先生に同じことを訴え、今度は中国語の通訳スタッフも交えて話。預けると急ぎの連絡が取れないから困るだの何だの喚いたそうですが、授業時間に急ぎの用事がそうそうあるはずがない。

担任が変わっても同じことを繰り返す。


その後もクラスメイトから「◯さんはヤバイです」とチクられるほど再犯。


そこまで依存するってどうなんだ?


この学生だけだろうかと思ったら、この学生と同じことを繰り返しているのがやっぱりいる。


たまたまと思いたいですが、中国人学生が多いです。


ルールを守る学生はどこまでもきちんとしていますが、

守れない側の子たちがちょっと心配になる。


少しでもケータイから引き離されると取り乱す。

本当にうっかりで没収された学生はその日1日の休憩時間を暇しながらも友達と話すなどして過ごします。なんならそれに慣れてたまにもらいにくるのを忘れて帰る。笑


でも依存がすごい子はそうじゃない。

取られた瞬間から顔つきから変わる。

次回からは見つからないように逃げる方法が巧妙化する。

一コマ45分がガマンできないの?


母国ではスマホ決済がほとんどで、たしかにケータイがないと困っていたでしょう。

でも、授業中はお金いらないよね?


「わからない言葉を調べた」というけど、わからない言葉をわからないなりに想像して問題を解いたり話をする練習も必要だと常日頃言ってるよね?


世代といわれたらそれまでですが、大丈夫か?と思ってしまう。。。

特にここは災害大国、日本。

私も最近は基本キャッシュレスですが、現金もちゃんと持っています。

スマホがないと連絡は取れませんが、取れない時の集合場所は家族で決めています。

最近のスマホはもっぱらnoteを読むか書くための機械です。あと電車の時刻調べるため。

ゲームしないし、本は紙派だし。


災害が多い日本にいると、スマホが十分に充電できないことも想定していないといけないと思うのですが、「スマホの充電なくなったらこの子ら生きていけないよね?(精神的にも肉体的にも)」と心配になります。


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