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死者の日のフシギ

メキシコ人相手にオンライン会話レッスンをしていた時の話。

トークテーマは「あなたが一番好きな行事やお祭りは何ですか」。

メキシコ人はお祭りが大好き。

常に踊り、常に歌っている人がほとんどです。

その中で、何かを紹介してくださいというものでした。

この日参加できたのは二人。(いつもは5人)

どちらもよくできる人たちです。

1人がメキシコの代表的な行事「死者の日」について話してくれました。

死者の人は何ぞや?と申しますと、


ものすごいざっくり言って、


日本のお盆みたいなものです。


亡くなった人の魂が返ってくるのをお迎えするお祭り。日本は宗教的で重々しいですが、メキシコは楽しくどんちゃん騒ぎしているところが大きな違いですが、アルタールという祭壇にお花やら食べ物を飾り、その日を迎える。何なら骸骨のコスプレもしちゃう。


ディズニー映画『リメンバー・ミー』がこの日をテーマにストーリーが進むことで有名ですね。


その死者の日のお供え物で面白いことを教えてくれました。


「これは死者の日の不思議と言われているのですが、、、

お供え物には虫も近寄らないんです。

多分、虫もこれは神聖な食べ物だとわかっているからだと言われています。」


マジでー!?

これにはもう一人も「うん、うん」。

オモシロー!

死者の日は11月1日~3日ごろ。平均して暑いメキシコでも朝晩は肌寒いからガタガタ震える寒さになるころです。(寒い期間が短いので、一般のメキシコ人の家には暖房器具がなく、毛布ぐるぐる巻きにして凌ぎます)

その頃だから虫は少ないのかもと思っても、普通にテーブルに置いてある果物や食べ物には虫が寄るそうだし、私も見た気がする。

なのに、お供えには虫が寄らない。

えー、すごい、不思議!

こういう伝説的な話、すごく好き。ネットでは得られない情報。旅行程度でも得られない情報。

ご先祖様の結界なのでしょうか。

興味深い。



もう一人はメキシコ式のクリスマスを紹介してくれました。メキシコのクリスマスもとても面白い。

私は定番のお正月をご紹介。年越しそばやおせちの意味、除夜の鐘の話はとても興味深く聞いてもらえました。


こういうネタはレベル問わず盛り上がるので楽しいです。

しかし、お供え物には近寄らない虫たち。。。不思議だ。


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