見出し画像

反応して完全に相討ちの間に入り、
自分だけ斬られていました。

気持ちの良いくらい綺麗に、
確実に死んだなという感じでした。

実際に死ぬ何かが意識される瞬間はなく、
ただ鮮明にそのように起きていました。

認識には受け入れがたい状況のはずですが、
直面している時にどうもこうもなかったと思います。

また、思い切り振り抜く事が許された状況で、
何かを起こそうとするのを見抜かれて動けず、
或いはその前を動かれるというのもありました。

主導権がこちらにない事を認めざるを得ない状況で、

つまりは何もできませんでした。

2018/11/11 柳内 大輔