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新たなる道はイバラか薔薇か

はじめまして。はたまたウェルカムバック!
こちらのノートに来てくださりありがとうございます。

マルコポーロといいます。

このノートでは、ひょんなことから転職を決意した、
ふつうの、ごくふつうの。どこにでもいるOLの自分回顧録という名の、日本全国のすべての新入社員へ捧げる備忘録です。

前回から引き続き、日本全国のすべての新入社員のみなさんが忙しい日々の中でくすっと笑い、心が穏やかになる備忘録を書いていきたいと思います。
それでは行ってみよう~~~!!(パフパフ~~~!)


その後

あの、衝撃的なラストの後。

【会社辞めるって、マルコちゃん、それは…】
【マルコさん、あとでちゃんと話そう】
「…はい。」

本部長と部長は一旦退出してもらい、今まで黙っていた課長と2人きりの会議室。

【あのね、マルコさん。本部長、人事本部長と言い合いまでしたんだよ】
「えっ?」
【東京から出させたくないって、本人の希望するキャリアや今後の育成プランや伸びしろを考えても、絶対に手放したくないってずっと言ってたんだよ】

知らなかった。けど、そんなことを言い合いしながらでも言ってくれてたなんて不謹慎だけど、すごく嬉しかった。
と同時に、そんな風に私を買ってくれていた本部長の気持ちを踏み躙るように、会社を辞めるなんて思いつきで言ってしまったこと、謝らないといけないとも思いました。

実は本部長はその後、ものすごく忙しくなり直接お会いする機会が得られなかったので、電話で謝ると、
【謝るのはこっちの方だ。君のキャリアを守れなかったことどうか許してほしい。会社、まじで辞めたくなったらいつでも電話してきなさい笑】
と言ってくださいました。

あぁ、この人の所で仕事ができてよかった。
死ぬほど働いて、たくさん議論して、死ぬほど楽しい社会人生活を送れた。そう思いました。

部長には直接謝ったところ、本部長と同じように再度謝罪、そして、【ほんまに辞めたくなったらその前にたらふく焼肉いこーや!笑】と、笑い飛ばしてくださいました。
私はつくづく、恵まれた環境の中で仕事をさせてもらえていたなぁと思いながら社会人4年目の終わりを迎えたのでした。   

想像もしなかったシナリオ

私はついに東京を離れることになりました
あんなに好きだった東京を離れるなんて、大学生の時の私が見たらきっと発狂してると思います(笑)

着任日までは本当にバタバタで、家探しから引越しの手配、引き継ぎまで、休まる暇などほとんどありませんでした。笑

でも、そんな忙しない毎日の中で同期や友人がお見送りにも来てくれて、本当に私は人に恵まれているなと感じ、最後の東京空間を楽しんでいました。
同期からは新幹線に乗るまで、「辛くなったら転職して早く戻ってきて(真顔)」と言われながら(これが本当になるとは思っても見なかったですが笑)、
本社がある新天地へ旅立ったのです。

いざ!!未開拓の地へ!!

え!なんで?どういうこと?!

2023年3月末。私は新天地の本社へ向かっていました。
会社は家からおよそ1時間。電車を乗り継いで行きます。

そんな乗り継ぎでカルチャーショックが起こる車内アナウンスが。
“次の駅で後ろ5両目からは〇〇駅には止まりませんので、ご注意ください”

……ん?どういうこと??え、この電車だよね?

つまり、こういうことです。

快速などの電車に乗ると、時々、車両の切り離しがあります。後ろ4両は切り離すので、先にお越しの方は前六両にお乗り下さい、というような場合に起こるものです

はい。これ。私、今までこんなこと経験したことなかったんです。東京にいる時は自宅から会社の最寄りまで一本だったし、普段遊びに行く時に使っている路線でもこんなことはなかったんです。

カルチャーショック。ショックもショック。
なんかびっくりして何を思ったか母に連絡してました。笑
カルチャーショック、恐るべし。こんなことを思っていながらアタフタしていたら電車を一本逃していました笑
しかし、私はまた別のカルチャーショックにぶち当たることになるのです。

何もない。

はい。カルチャーショック第二弾です。笑
本社の最寄り駅に着いた私。こう思いました。

「(なんもなーーーーい!!!!!)」

私の心の声

うん。本当に何もないんです笑
あるのは駅とその横にある普通のスーパー、それと遠くに見える、我が本社のみ。

実は新入社員研修で2週間ほどこの地にはいたんですが、その時に見た光景とはなんか違うような気がして。

きっと、通うことと、滞在するのでは街の見方が違ったのだろうなと、後々思いました。

お疲れ様です。が返ってこない。

小さな違和感

さて。そんなこんなで、本社へ到着した私。
とりあえず人事本部のフロアへ行き、ご挨拶しないと…
と、意気揚々とエレベーターへ乗り込んだところ先客が。
「お疲れ様です!」
【…】
「(ん?あ、聴力に問題がある方なのかも…)」

私がこの時感じた違和感。良いように解釈して捉えましたが、この後、これが間違いであることに気づきます。

情報整理が追いつかない私

人事のフロアについた私。
まずは人事本部長へのご挨拶、部長へのご挨拶、と順調に進んで行きました。
そして、同じフロアのある部署へご挨拶する時に事は起きたのです。

「お仕事中失礼します。本日着任しました、人事のマルコです、よろしくお願いします!」
【シーーーーン】
「(おっと、無視…?)」
「失礼しました…」

えっと…私、幽霊じゃないよね?
え、見えてるよね?どういう状況だったんだ、あれ。

不思議だ…挨拶を返さない……普通なのか…?
これが本社なのかな…もう知ってるよ的な…?

はい。この時の私、すでに追いついてないですね(笑)
そう、本社は挨拶をしない、という雰囲気だったのです。

「(耐えられない…なんで挨拶無視するんだろう…何もフルシカトしなくても…)」

私の心の声

そんなこんなでモヤモヤしたまま着任日初日が過ぎていきました。

走り回る日々の始まり

衝撃的事実。

そんな初日を迎えた私でしたが、着任日から丸2日間は東京で残してきた引き継ぎと仕事の対応に追われ、先輩と新しい業務の引き継ぎができずにいました。

ようやく落ちついた着任4日目。
ここで衝撃の事実を知ります。

【マルコさん、あと2日で新入社員研修始まるから、プログラムとか頭に入れておいてね。あと、必要なものはマルコさんに頼むから備品の場所も把握しておいて。あ、それから私の業務の一部と一つ上の先輩2人の業務、マルコさんが待つことになるからよろしくね。】

あれ??????
今回の新入社員研修、私は参加しないって聞いてきたんですが…
あと、それって参加しないけど備品をもってくる係に任命されたってことですか…?

聞きたいことは山のようにあるのに、先輩のマシンガン引き継ぎ作業について行くのにいっぱいいっぱいで、結局聞けずじまい。

とりあえず、言われたことはしっかりやろうとプログラムを頭に叩き込んで、備品の場所も把握。メモメモ。

でも、着任して早々、新入社員のお世話をすることなんてないよね、先輩の勘違いだよね…

そう思っていた私はこの後、地獄を見ることになるのです。

なんてこったパンナコッタ!

次の日。部長との会議があり、思い切って聞いたときのこと。

「私、新入社員研修に参加しないと聞いてきたんですが、あってますよね?」
【え?マルコさん参加するよ??みて!シフト表にも入ってるし😉】
「えっ……私、異動する時、本部長に、
【新入社員研修は今回は参加しなくて良いって向こうの部長から連絡もらってるから、別の仕事任される】と聞いたんですが…」
【あぁ、それね。言った後にやっぱり人数的に足らないなってなって変えたんだよ。言ってなかったね】

知らなーーーーい!!!知りません!!!!!
聞いてないよ?!そんな事!!!!
え、そんな直前で変えたなら私に一言言ってよ!!!

私の心の声

だから、先輩も参加するつもりであの指示出したんだ…
ここでやっと合点が合いました。

でも、何も知らないから明日の集合場所とか先輩に聞かないと。そう思い、メールすると、
【あ、メールしてなかったね。これです〜】
との返答が。
私が聞かなかったら人数的にどうしようとしていたのか。というか。シフト表の存在初めて知ったんですが。

そんな風に始まった新しい場所での業務。
先が思いやられる前途多難な雰囲気しかないですが。笑

果たして、私はやっていけるのか。

終わりに

これはもうヤバそうな雰囲気プンプンするでしょう?(笑)
ここから段々と私は変わってしまいます。






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