実は「化学物質過敏症」の私!


「化学物質過敏症」という言葉を聞いたことはありますか?


たぶん「化学物質過敏症ってイメージがわかないだろうと思います。


では、この言葉ならどうでしょう?
「香害(こうがい)」ならもしかしたら聞いたことありませんか?
柔軟剤の匂いで体調が悪くなる人がいるってニュースで特集されていたことがあります。


柔軟剤の成分で体調不良

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「知ってびっくり子どもの脳と有害な化学物質のお話」著: 水野玲子 食べもの通信社より


柔軟剤のにおいで、頭痛や喉の痛み、鼻水と咳が出るなどの健康被害が報告されています。

成分の中に除菌剤、におい成分の合成香料や添加物、アロマカプセルなどが問題のようです。

それを吸い込むと、不快感を感じる人が増えてきています。

私達では分からない成分表示の問題点もあるため、ハッキリと何が問題だと言えないことがあげられます。


私も柔軟剤や洗濯洗剤の両方で頭痛が起こります。大量に柔軟剤を入れた洗濯物の場合は、喉の痛みも起こり、イライラな気持ちが凄くなります。

良い香りよりも鼻に「ツーン」とする感じで、気分がどんどん下がります。
そして、集中力も低下して何かやる気も出なくなります。
私が気をつけて、洗剤や柔軟剤を大丈夫なものに変えてもまわりの人達が使用しているもののにおいに苦しめられます。

これはどうしたらいいのか悩みます。


しかし、「香害」と「化学物質過敏症」とはちょっと似ていますが、違います。


私自身、「化学物質過敏症」で生活の全てに苦しめられるとは思ってもみませんでした。

まず、「化学物質」という言葉も何を指しているか最初は分からず、少しずつ「化学物質過敏症」という人がいることを知りました。


化学物質って何?

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「知ってびっくり子どもの脳と有害な化学物質のお話」著: 水野玲子 食べもの通信社より


元々、子どもの頃から扁桃腺肥大ですぐに熱が出てしまう体質でした。

それから、花粉症やアレルギーも次々に判明しました。
さらに歯科材料にもアレルギーが判明してしまいました。


次から次へと体調不良で病院めぐりをした結果、「完治はしない」という医師から言葉を言われる始末。

そのため、「うまく自分の体調と付き合っていかないといけないんだ」と、どこか諦めモードながらも「また、この言葉だ」と言われ過ぎて慣れてしまった私もいました。

まわりの人達の方が「信じられない」というように私の現状を否定してきますが、私はこの現状を受け止めて前を向いていかないといけないんです。私自身が受け止められない時期は過ぎていたので、人がこの現状を受け止められないことにイラッとしていました。


しかし、アレルギーだけでは通じない体調不良がどうしても改善しないことに疑問を持つようになりました。

ある時に仕事が忙しくてコンビニやスーパーの惣菜のお弁当を買って食べていた時に、長い咳が続いたり、嘔吐してしまったんです!

「胃の調子や咳のし過ぎかな?」と勘違いしていた私。
スギ花粉症と似た抗体の野菜や果物で口腔アレルギーだったりします。

ある日、ポテトチップスを食べて口腔内が痒くなりました。じゃがいもがアレルギーかな?と思ったら、おかずのじゃがいもの時は大丈夫だったんです。
「なぜだろう?」と、そこから食材じゃないもので体調不良になると感じた私です。

色々と調べると、歯の治療後や仕事で使う掃除洗剤に共通するものは、成分表示にあると気づきました。

そして、体調も色んなところに不調が出てきたので戸惑いました。

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「知ってびっくり子どもの脳と有害な化学物質のお話」著: 水野玲子 食べもの通信社より


このように色んな症状がその都度違います。
そのため、日本では当てはまる病気がないため、精神疾患という診断にされてしまいます。

アメリカでは、いち早く「化学物質過敏症」の研究が行われていました。
しかし、日本では「化学物質過敏症」という診断ができる医師は数名です。
日本ではこの化学物質過敏症を診断できる人や知っている人はいませんでした。
そのため、病院めぐりをしても不明で精神疾患の診断しかもらえませんでした。

私はどうしても納得がいかないので、化学物質過敏症の専門医で検査をしました。
自律神経系や中枢神経系の検査と問診票でハッキリしました。

この検査の内容は精神疾患で現れる自律神経系なので、診断で勘違いされやすいだろうと思いました。


コロナウイルスで消毒液を大量に使用している世の中。
消毒液も化学物質です。
私にとって、仕事場も消毒を使用するため、安全で安心できる場所がありません。
人からも化学物質をまとっているため、ストレス発散する方法。
仕事の働き方など考えなければならないことがたくさんありました。


化学物質
柔軟剤、芳香剤、化粧品類、香水、制汗剤、シャンプーやボディーローションなど、車の排気ガス、タバコ、抗菌グッズ、薬用石けん、農薬、殺虫剤など、薬、歯磨き粉、薬品、食品の化学添加物などがあります。

生活のありとあらゆるところに化学物質は存在します。

「化学物質過敏症」は環境病です。
アレルギーや過敏症で、色んな病気に繋がるリスクがあります。

子どもの発達の遅れや障害児の問題も化学物質が原因である場合が増えてきています。


その現状を家庭の食事で改善する方法などを今後まとめていこうと思っています。
私自身が化学物質過敏症も食事療法でやっているところです。そのお話もできたらと考えています。

私と同じように「化学物質過敏症」を知らずにいる方もいるかもしれないと思って、書いてみました。

毎日がアルコール消毒で体にたまった化学物質をデトックスするのが大変です。
でも、私自身が楽しみながら食事のことを調べたりしていたら、1から作るのは成功した時は嬉しいし、達成感がたまりません!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆様の少しでも参考になれたら嬉しいです!



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「知ってびっくり子どもの脳と有害な化学物質のお話」著: 水野玲子 食べもの通信社より

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