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Malacca旅行記2日目

40日目



2日目はMelaka Straits Mosqueに向かった。観光客や非ムスリムでも厳格なモスクに入るにはヒジャーブと呼ばれるスカーフで顔のまわりを覆うことが義務付けられている。加えて、露出の少ない服装でなければ入場することはできない。
はじめて本格的なモスクに入り神聖な雰囲気を直で体験することが出来た。
今日はいくつかのイスラーム様式を経験する日となった。
宿泊したホテルの天井には、サウジアラビアにあるメッカの位置を記す矢印のシールが貼られてあった。
加えて、食事をした片隅で祈りを捧げているムスリムの姿を目にした。

前学期私は中東の政治と経済という授業を履修していたのだが、中東と一括りで表すことはできないそれぞれ国の特徴があることを学んだ。その中で、全ての国に共通するのがイスラームという存在であった。政治体制や生活習慣、価値観や法律等理解しがたい実態が存在することを知り興味が尽きなかったのを覚えている。イスラームを信仰する人々の暮らしをマレーシアで拝見して日本にいたときよりも少しだけその実態に近づけたのではないか、そのように感じる。

自分にとって当たり前がどれだけ当たり前なことではないか、が分かると同時に自分とは異なる価値観を肌で感じることは自分の知見や感性に刺激を与えてくれるものであると感じる。

私はこれまで中東=オイルマネー、イスラームといったアバウトなイメージしかもっていなかったが、アラビア料理がここまで美味しいものであることに初めて気づいた。
いろいろな情報を容易に集めることのできる今日。インターネットの普及やグローバル化により我々と世界の距離感は極めて近いものになっている。しかし、自分の肌で感じることは重要なことであると感じるし、そこでしか気づくことできないものが多くあるように感じる。そのような体験が出来ていることにこの上ない喜びを感じると同時に経験できている現状に感謝したい。

味わって、匂って、見て、触って、聞いて

何に着目するか
何を重要視するか
変わり映えのない毎日に彩りを加える方法は自分次第であることを

自分自身に言い聞かせて

転がっている石ころからも何かを感じ取りたい

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