海外の大学で4年勉強し、日本に戻って就活をしている知り合いからの相談
こんにちは! 鈴木貴之です。
このような相談を受けました。
マーケターとして、私は次のように回答しました。
就活に関してその方面のプロではないのではっきりとしたことは言えませんが、就活エージェントがそのように言うのは「採用されやすいから」だと思います。
就活エージェントは基本会社から採用が決まった時に年収の100%とか、そういう契約になっているはずです。とすると年収400万で決まった方がうれしいと思うと思うかもしれませんが、実際はそれだと雇われない可能性があるので、0よりは300万の方が良い、という判断なのかもしれません。
ちなみに、就活エージェントにもピンからキリまでいて、おそらく多くの場合は担当=営業という仕組みになっているでしょうから、担当自体の営業成績から考えても0より300万の方が良い、という判断になるかと思います。
また、採用する会社から見てもそのくらいの手数料がかかるので、エージェントを通すことで自分が見つけられない会社を発見できるメリットはありますが、同時に第三者の思惑が絡んでくることを理解した上で立ち回らないといけません。
なお、自分自身を売るのが就活と考えると、どのように自分という商品をプレゼンするかが年収を決めるカギになることはご理解いただけると思います。
300万円〜400万円が予想年収の会社に上限400万で雇ってもらう、ないしは500万で雇ってもらうとしたら、自分がその会社に入ることでどんなメリットがあるのかを提示できると雇われやすくなるでしょう。
その会社の年”収”が1000万円自分が入社することでアップする、ないしはそれと同規模の価値を提供できる。これを提示できれば、500万円でも安いですよね。
500万払って1000万手に入る、しかも毎年、なのであれば、雇わない理由がありません。
これはコンサルティングのセールスでも一緒で、コンサルティング代をペイしてなおかつそれ以上の価値がある(経費削減でもよい)のであれば、雇わない金銭的な理由はなくなります。 だから、そういう風に面接の時に話を持っていけないかを考えます。
じゃあどうしたらいいかというと、これはマーケティングにおける考え方になりますが、会社の戦略部分に置いて重要なのは、
①誰に
②何を
③どのように売っているのか
という所になります。
この際自分の強みと考えて、会社が得たい結果につながるような提案ができないかと考えます。
①誰に→海外進出したい、海外に販路を増やしたい。こういう会社であれば海外の大学に4年いて、様々な経験をしてきた経験は生かせるはずです。
足りないのはビジネス経験なので、そこはこれから補っていくとして、外国人と仲良くなった経験や海外でボランティアをした内容などは見せられるでしょう。
②何を→その会社の顧客がどんな人かを知り、その人たちにその会社がもっと何かを売っていくとしたら、どういう提案ができるかを考えます。
例えば、その会社がHP作成会社だとしたら、顧客に「英語のHPを作りませんか?」という提案ができるには社内で英語⇔日本語ができる人が必要です。そして英語HP作成の仕事を単発で受けつつ、例えば英語のメールのやり取り代行とかを月額課金で提案できる新たな商品を作るとします。
その場合はそれが新しい商品になり、かつ月額でお金が入ってくるようになるので、例えばそれを5万円で受けるとしたら、10社あれば50万円。月40万給料もらうとしたらそれでトントンなので、
「私が入ることで新しい商品を作ることができます。そして御社の顧客ベースにこの商品を提案することで10社月額契約を頂けたら私の給料は全てペイできます。それ以外の単発の作成依頼代、11社以降の月額課金代は全て御社の収益になります」
と言えます。
③のどのように、は①に似ていますが、英語で営業したり海外に営業に行ったりします、できます、と言えば、海外営業をしたい会社の人から見たら欲しい人材かもしれませんね。
どちらにしろ、ビジネスの知識があると自分を売りやすくなると思うので、それを勉強するといいですよ。
海外で4年間勉強し、たくさんの外国人と仲良くなり、ボランティア活動も積極的に行い、仕事への態度も良い。
正直とても素晴らしい若者です。
良い結果につながると嬉しいと思うと共に、このアドバイスが他の誰かの役に立てばとも思います。
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