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New Balanceのスニーカーをベアフットシューズへと再生させる方法


ベアフットランニングの名著「Born to Run」が世界的ベストセラーになって以来、ベアフットランニングが国内外で注目を浴びています。

ベアフットランニングにチャレンジしてみたいけど、自分に合ったベアフットシューズが見つからないという方は多いのではないでしょうか?

そんな悩みを抱えている方に朗報です。自宅で眠っている何の変哲もないスニーカーがベアフットシューズとして再生させることができます。

今日は普通のスニーカーをベアフットシューズへと再生させる方法をまとめています。
今回の作業手順は以下です。 

  1. スニーカーのアッパーとソールの接着面を温める

  2. ソールをつま先側から取り外す

  3. 靴底の形に合うように、新しい靴底を作成する

  4. アッパーに新しい靴底を接着する

今回の作業で使用した材料は以下です。
- Vibram Edera #8338 
- New Balance ML574
- ロックタイト 黒ゴム接着剤 DBR100

それでは、具体的な作業手順の説明を始めていきます。

1.スニーカーのアッパーとソールの接着面を温める

まず初めに、スニーカーに元々ついているソールの取り外しを行います。

今回はベアフットシューズを作成するため、ミッドソールとアウトソールを両方とも取り外していきます。

スニーカーのアッパーとミッドソールは接着剤で取り付けられています。
今回のスニーカーは熱可塑性の接着剤が使われていたため、接着剤を温めることで接着剤が軟らかくなり簡単にはがすことができます。

今回は、ドライヤーで加熱することで接着剤を温めていきます。
以下の写真のように、中敷きを取り外し、靴の中からドライヤーを当てることで、接着剤を効率的に温めることができます。

温めている写真

今回は、30秒ほど温めるだけで接着剤が軟らかくなり、簡単にソールをはがせる状態になってきました。

2.ソールをつま先側から取り外す

つま先側のソールはかかと側と比べて薄いため、はがしやすいため、つま先側からソールを順番にはがしていきます。

しっかり加熱できていると割と簡単にソールを剥がすことができます。

先ほど温めた接着面の温度が低下してくると、接着剤が再硬化するため、ドライヤーで継続的に温めながらソールをはがしていきます。

生地が重なっている部分は熱が伝わりにくいので、直接ドライヤーで加熱していくのも有効です。



ソールをはがし終えると、このような状態になりました。

3.靴底の形に合うように、新しいソールを作成する

今回のベアフットシューズ作成にとって最も重要な作業と言っても過言ではありません。ベアフットのソールを作っていきます。

まず、ソールを取り外されたスニーカーの靴底の形をVibram Edera #8338にペンで書き写していきます。

写し終えたら、カッターやハサミで靴底の形へと整えていきます。

最後に、ヤスリなどで、断面の凹凸を整えてベアフットシューズのソールは完成です。


4.アッパーに新しい靴底を接着する

最後に、アッパーと先ほど切り出したvibramソールを接着していきます。
今回はこちらの黒ゴム接着剤を使用します。

黒ゴム接着剤は接着後もゴムの弾性があるため、靴の接地や蹴りだしにおいても靴が柔軟に曲がることができます。
ベアフットシューズは特に靴の柔軟性が重要視されるため、今回の黒ゴム接着剤を使用することにしました。

黒ゴム接着剤をソールとアッパー底部に塗り、接着して完成です。


まとめ

今回、普通のNew Balanceのスニーカーのソールをvibramのベアフットシューズ用のソールへ取り換える手順をまとめました。
次の機会に、実際に使用してみた感想や改善点をnoteに投稿したいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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