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子どもの頃のお弁当の思い出【お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当】

たかぎなおこさんの新刊「お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当」が発売された。
たかぎなおこさんがお子さんや旦那さんのためのお弁当作りに奮闘する日常を描いたコミックエッセイ。

別に料理は好きではないが、読んでいるとお弁当を作りたくなる。
新卒で入社した会社では3年間お弁当を作っていた。
ほとんど朝に解凍したご飯と冷凍食品をお弁当に詰めるだけだったが、一応お弁当としての形は保っていた。
また私が作るとしたら、冷凍食品をチンするだけのお弁当になりそうだが、色とりどりの美味しそうなたかぎさんのお弁当を見たら、ちょっと作りたい欲が沸いてきた。

たかぎさんがお子さんのために試行錯誤しながらお弁当をつくる姿を見て、自分の母親も私が子どもの頃、頑張ってくれてたんだろうなぁと思った。
私も幼稚園のとき、月曜日と金曜日以外はお弁当持参だった。
冷凍食品とかは使っていたと思うが、子どもの頃は好き嫌いが激しかったので、お弁当に入れるメニューは頭を悩ませただろう。
たかぎさんのお子さんの「むーちゃん」が味がない白いご飯を食べるのが辛いという気持ち、私も分かる。
今は白いご飯になんとも思わないが、子どもの頃は味がしない白いご飯が好きではなかった。
毎回ふりかけをかけていたし、ご飯に合うおかずと一緒に食べていた。
ふりかけもまんべんなくかけれないんだよね。
子どもの不思議、かたよって一部にふりかけをかけてしまう。
むーちゃんの気持ち、分かるよ。
子どもの頃の懐かしい記憶を思い出せた。

たかぎなおこさんが絵で描くご飯はとても美味しそうに見える。
ちゃんと本にはお弁当の写真も載っているが、旦那んさんのお弁当は大きくておかずも豊富で豪華だし、お子さんのむーちゃんのお弁当も色どりも考えられていてかわいい。
うちのお弁当は全体的に茶色かった。
私が茶色いものしか食べなかったこともあるが、記憶に残っているお弁当の色は茶色。
唯一黄色い卵焼きがギリギリ色を保っていた。
たかぎさんのお弁当は、すごく愛を感じるし、毎朝あのクオリティで作ってしまうのも凄い。
おそるべし、たかぎなおこ。

連載が読めるので気になる方はお試しに読んで欲しい。
きっと懐かしい気持ちになるはず。


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