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オス雲丹とメス雲丹の違い

高級食材として大人気の雲丹には実は、オスとメスを区別して販売されていることはご存知でしょうか?

世界一のウニ大国、日本。
日本の台所「豊洲市場」から仕入れたての鮮度抜群の情報をお届けします。

いきなりですが下の2枚の画像を見比べて下さい。
間違い探しのようにソックリな画像ですが、
2つ重要な違いがあります。

画像1

画像2

1つ目の違いは、写真右上にブルーのハンコが押されている箇所、
2つ目の違いは、ウニの色です。

ブルーのハンコの文字は、「赤上」や「黄上」と判押しされています。
「赤上」と言うのは、赤身の上クラスと読んで頂けます。
同様に、「黄上」は黄身の上クラスと言う意味だと読み換えて下さい。

赤や黄はウニの色をさしており、
赤(ピンク)=オス
黄色=メス

といった意味があります。

これは、オス身のウニが赤っぽい色味が強いこと、メス身は黄色い色が強いことから呼ばれています。

※赤=バフンウニ、白=ムラサキウニと言う表現もあるので混同注意です!

オスの特徴


オスのウニは赤やピンクと呼ばれ、メスよりも水分量が少ないです。
したがって身の乾きが良く、身質が固めです。
身質が固いことで、味が濃厚になります。また、水分が少ないので日持ちがが良いです。

コロナの時期で市場にウニが余ってしまっている時期でもオスの方がメスよりも長い間見た目が変わらないと言う長所があります。
高級寿司店では、木箱に入ったウニをカウンターに並べてお客様にも目で見て楽しんでもらえる様な演出をするお店もありますが、数日間綺麗な見た目を維持できるのでオスのウニを好んで買い付けにくる大将が多いです。

メスの特徴

メスのウニは黄色と呼ばれています。
発色が良く色鮮やかです。
オスに比べて水分量が多いのでみずみずしく口どけが良いです。
また、鮮度が良いものは甘みが強い特徴があります。

オスに比べ単価が安い傾向にあるのですが、
大きな理由としては、身に水分を多く含んでいるためオスに比べ日持ちがしないこと(ドロドロになりやすい)や、輸送中など振動に弱く衝撃を受けると溶けやすいことが理由です。

Male is a bit dried than female and good for serving without seaweed also less damage in transit and you can keep longer .
Female is a good color and taste sweeter but a little more watery.
thank you!

終わりに

画像3


ウニは意外にもオスとメスが分かれています。
オスの特徴とメスそれぞれの特徴を理解し、ほんの僅かな違いを体感し
お寿司屋さんで美味しいウニを楽しんで下さい!

この投稿で市場に売れ残っているウニが少しでも沢山の人に届くこと、飲食店のお力になれば嬉しいです。


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