育児休業制度のせいで少子化が進む
育てる男が、家族を変える。社会が動く。
厚生労働省が進めるイクメンプロジェクトのキャッチコピーです。
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/
言うまでもないですが、「イクメン」とはハンサムな男性「イケメン」をもじった造語で、子育てへの参加意欲の高い男性を指します。
育児は女性が担うのが当たり前だと言わんばかりの流行り言葉への指摘もしたいところですが、今回は違う論点です。
育休制度を中途半端に推進すると少子化も進みますよ、と警鐘を鳴らす話です。
そんな本末転倒で滑稽な制度なわけがない。
と思いますよね?
あと700文字であなたの考え方を変えます。
そもそも育休制度って何??
大まかに説明すると、子どもが1〜2歳になるまである程度の給付金をもらいながら休める制度です。
また、3歳に達するまでの短時間勤務(1日6時間)と、小学校就学前までは時間外労働の制限(1ヶ月24時間、1年150時間)が可能になります。
その他にも、立場を守る権利がたくさんあります。
ご興味のある方はイクメンプロジェクトのこのページに載っていますのでご覧ください。
子どもを授かると、育てるために制度が支援してくれるわけです。
一見隙がないように思えますが、取得するには大きなハードルがあります。
それは、独身者の目です。
分かりやすいのは、上司が育児により時間外労働の制限付きで、部下が未婚の場合です。
忙しくても夕方になれば保育園の迎えに行きます。
子どもは突然熱を出しますから、急な対応も必要になります。
日本はまだまだ長時間労働の国です。
上司のフォローを部下が行う構造が発生します。
帰りたくても、代わりに自分がやるしかない。
それでも、年功序列の給与体系によって報われません。
働いても増えるのは残業分の割増賃金のみ。
子どもは社会で育てる大切な存在だから、、、なんて美徳だけでデートを断って上司の子どものために働けるだろうか。
間接的に、未来の自分の子どもと出会える可能性を減らしながら。
そんな思いをした独身会社員が、もしいつか子どもに恵まれても、育児休業を申請できるはずがありません。
使えば部下のライフプランに悪影響を与える、使わねばハードな子育てが待っている。
ならいっそ、子どもを作らないのも選択肢の一つと結論づけてしまうカップルも出てくるでしょう。
私たちに必要なのは、育児休業ではなく、誰もが平等に休める新しい休暇制度です。
なんてね。
今回は思いつきでインパクトのあるタイトルをつけて、説得する文章を作ってみました。
ちなみに真逆のタイトル「育児休業制度は最も有効な少子化対策だ」でも作れます。
文章を操れるようになると、読み手の考えをある程度コントロールできるようになります。
このあたりはテクニックになりますが、積み重ねていけば誰もが辿り着けます。
あれ?考えをコントロールできるのになんで佐藤は独身なの?? というツッコミはなしでお願いします。
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