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人生を変えるブリット=マリー

完全オフの一日

折角のお盆休みですので、完全オフの1日を満喫してきました。

実家への帰省や遠出はままなりませんから、近場で対人距離を保ちながらのこじんまりな羽伸ばしです。

以前から気になっていたハンバーガーは期待を裏切らない素直なジューシーさでした。

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事あるごとにハンバーガー屋に寄るので、都内のお店は大体攻略しました。

落ち着いたら全国のご当地バーガーを食べてみたいです。


今回の主目的は映画です。

このご時世に映画館に行くのは憚られますがどうしても観たかったのと、ごった返さない確信があったので思い切りました。

おそらく人情派感動洋画のジャンルに興味がないと中々足が向かないはずです。

その証拠に、上映している映画館は僅かで、客席も疎らでした(ソーシャルディスタンス以上に)。


気がつけば、おばちゃんに共感

ですが、大当たりの映画でした。

※以下、ネタバレはしないようにしてます

スウェーデンの映画で、60歳を越えた女性が夫の浮気をきっかけに意を決して独り旅に出て人生をやり直す物語です。

思えば40年以上に渡り専業主婦で、寡黙に淡々と家事をこなしてきて、それを疑問に思う瞬間もなかったのが、新しい環境での出会いが、止まっていた思考を呼び起こします。

職務経験のないシニアへの風当たりは生ぬるくありませんが、観客は全員ブリット=マリーの門出で応援していたことでしょう。

感情移入しやすいのは、性別役割分業が日本でも根強く残っているからだと思います。

毎日ご飯を用意して、洗濯をして、整理整頓をするのは当たり前なのか。

古き悪しき考えでパートナーに依存している方にはヒヤリとする表現が随所にありました

みなまで言わないコミュニケーションスタイルも日本と似ていて、「男は黙って〇〇」の価値観が劇中に何度も垣間見えました。

2020年代の人間関係の在り方を考えさせられます。

頭では分かっているけど、習慣は変えられないと悩んでいるなら、大切な人とこの映画を観てほしいです。

直感に訴える物語に涙するのと同時に、生き方を変えるスイッチが押されるかもしれません。

北欧の景色や音楽以上に、美しく老成された人間の強さに真理があります。

誰のために生き、何をしたいか。

選択肢はいくつになっても無限大です。


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夏休み、人生が変わるかも。

最高に美味しいアボカドチーズバーガーで。

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