牡牛座　28度（27.00～27.99）

牡牛座　28度のサビアンシンボル
「成熟したロマンスで求められた女」
A woman pursued by mature romance.

27度で自分が属している文化・伝統の中から練り上げてきた技術を他者との交流の窓口にしていた牡牛座は、28度で新たな「ロマンス」というステージに立ちます。

数秘的に見て「28」という数は、各々の桁の２と８を足すと「10」になる繰り上がりの数です。28の前の数字では「19」が同じ意味を持つもので、このような数の時は表に現れていなくとも裏で何かしらの　”繰り上がり”　が起こっている事を考えます。

シンボルで確認すると牡牛座の「19」度は「新しく形成される大陸」で”常識に隠れていた奥の意識が目覚める”事を示していたり、牡羊座の28度、19度も同様の意味を読み取れます。（※詳しくは以前の投稿をご覧ください。）

こういった帰納法は”正しさ”に何ら関係ありませんが、しかしこれまで自閉的に自らの資質や哲学に固執していた牡牛座が、他者との関係の中で「ロマンス」という新しい次元に接触したことを示すのがこのシンボルです。

これは次の双子座の影響もありますが、人類学的な見方をすると例えばレヴィーストロースの縁組理論の中で「結婚」は　”それまでの社会環境（自分）を人類社会まで発展させる方法”　として説明していましたように、元々の自分の資質や家庭環境（文化）には無い要素を持つ相手と結ばれようとする行為は、人類学的にみれば妥当であると同時に平和的な行動になります。しかし牡牛座にとっては、たとえそうであっても「ロマンス」に向かうことはかなり斬新な挑戦なのです。

結果としてこの後、哲学や技術では測れない「ロマンス」という未知数な世界に飛び込むことで、牡牛座は双子座的な新たな世界を手に入れます、しかしその為には今までのすべてを捨てなければなりません。

この度数に影響が強い人は、そんな人生の変化の時に、自分の殻を打ち破れるかどうかが大きなポイントになる人です。

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