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私が主役の時代は終わった

30代がじわじわと近づいてきているからなのか、
結婚したからなのか、
社会人生活にも慣れてきたからなのか、
最近急にこんなことを思う。

私が主役の時代は終わったんだ、と。

誰だって自分の人生の主役は自分じゃないですか。
そうじゃない人もいるのかな?

そう、そうじゃない側になりつつあるんですよね。

子供ができた友達が「もう俺の人生は終わった。子供が最優先になった」と嬉ししそうな悲しそうな雰囲気で話してくれたことがある。
まさにそんな感じ。

と言うのも(全然話変わるんだけど)、
私去年K -POPアイドルのNew Jeansにめちゃくちゃハマりまして…(現在進行形)

最初はTikTokで彼女たちのライブ映像が流れてきて、
なんだかすごく嫉妬したんですよね。
めちゃくちゃ可愛いし、楽曲もサイコーだし、デビュー前から大人気で、K -POP特有のさすがの容姿や、ブームの発信地となるファッションとか、
もう何もかも羨まし過ぎて、
めちゃくちゃ嫉妬したんですよ。

なんだけど、やっぱり楽曲の素晴らしさや彼女たちのパフォーマンスの魅力は絶大で、
嫉妬しながらも彼女たちの作品を追ってしまう日々が続き…
気づいたら、もうNew Jeansなしでは毎日を過ごせなくなってしまった。

そして去年末の紅白に彼女たちが急遽出場することになったと聞いて、
私はテレビを引っ張り出してきて、数年ぶりに地上波を受信して、
彼女たちのライブを見た。

まだ日本デビューもしていないのに、紅白という大舞台に目玉アーティストとして迎えられ、
物怖じすることなく自分たちの世界を作り上げる彼女たちの屈託のない笑顔に、
私はある種の「諦め」と「応援」の気持ちを抱いた。

もしかしたどこかのタイミングで私も才能が開花するんじゃないかとか、
まだ20代だしこれから凄いことが起きる未来が待ってるんじゃないかとか、
そういう情けないことをずっと心の中で温めていたのだけれど、
いや、違う。

どんなに頑張っても、私はもう彼女たちのように輝けない、
そのことを悟った。

10代にしかない希望や元気や無邪気さや猪突猛進さは、
私が今から努力して手に入れられるものではない、そう悟った。

その先にあったのは絶望ではなかった。
「私の代わりに夢を叶えて欲しい」、そんな親心のような応援の気持ちだった。

彼女たちが頑張っている姿を見ると、
自分が成し遂げられなかったことを代わりに追いかけてくれているようで、
まるで若い頃の自分を応援するかのような自己愛が芽生えてくる。

彼女たちを応援することが、過去の自分を受け入れて前に進むことなのだと感じだ。

こうやって書くとね、
なんだ熱狂的なアイドルオタクじゃん!とか
そんなファンが宗教みたいなアーティストなの?とか
不気味に思うかもしれないけれど、
私は至って真面目に書いているのです!笑

そのうち、なんだか私も努力してみたいな〜と思うようになった。

努力するって、何を…?
仕事…いや、それはなんかちがう。
また楽器でも始める?…いや、それもなんか違う。

うーん、そういえば、私の会社は多国籍企業で、英語を話せる人がたくさんいるなあ。
英語って話せたらカッコいいし仕事の役にも立つんだろうけど、
英語が話せるようになることで叶えたい夢、みたいなものがないんだよなあ。

そして思いついた!

もっとNew Jeansを応援できるように、
もっと彼女たちの作品を楽しめるように、
もっと彼女たちを目指せるように、
韓国語を勉強しよう!

という、純粋なのか不純なのかわからない動機で
今年は韓国語を学ぶことにした。

「韓国語がわかる人」になりたいんじゃない、
「New Jeansを自分の満足のいくまで応援できる人」になりたいのだ

どうせ続かないだろう、と笑ってくれ。
私もそんな気がしてるから…笑

とりあえず語学学習アプリを購入しまして、
こんなに高い教材を買ったんだから無駄になるようなことすんなよ!
と自分にプレッシャーをかけながら、ぼちぼち続けてます。

そういえば今年の抱負なんかも特に決めてなかったので、
1年間の長い猶予をもらって頑張ってみようと思う。

私の推しは、ハニちゃんです。

#今年学びたいこと

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