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あまり縁はないかも…

厚労省指定の難病とされていた原発性アルドステロン症は一般的な健康診断では見つかりません。それがオレの脳出血の要因でしたので、正直に言えば自分が卒中を経て片麻痺の中途障害者になったのはオレの人生にとってはまるで想定外。青天の霹靂です。

確かに酒量は多かったので尿酸値高めで通風は経験していましたが糖尿病の気配はなく、血圧も服薬や治療を勧められるほどに高くはありませんでした。脂肪肝も含めた肝機能の数値は、芳しくない指摘を受ければ即座に食生活の節制と日常的なウォーキングとジョギング、数ヶ月に一度のフットサルに励めば意図的にコントロール可能な範囲内。

引いては、毎日欠かさず5キロ以上歩いて、酒以外はかなりストイックな生活してたこのオレが倒れるならば、世間の大半のオッサンはみんな倒れるはずだろう、なぜ倒れないんだ? と、密かに世の理不尽さに憤慨していました。自覚症状皆無の難病って何それ? どうやったって予防できないじゃん。アイツが卒中でヨイヨイになったなんて結果だけを聞けば、どうせ自堕落な生活してたであろう自業自得の結果などと陰口たたかれ放題なんだろうなあ…と性格も被害妄想で捻くれ三昧。

かと言って、いつまでも非生産的に無為に怒り続けることもできませんし、壊れた脳神経も戻りません。この身の障害は死ぬまで受け入れるしかありません。

そこで、自分の現状を認めるための考え方の一つが「オレの場合は、同級生の皆よりちょっと早めに定年が来たようなもんだろう」という視点です。

そもそもオレは、これまでの人生も何かに急かされるように結婚や子作りも世間一般の平均よりは大体5年ほど前倒しで生きていたこともあり、この考え方自体は自分的にも少し腑に落ちています。

しかし、そうは言っても、もともと引退後の生活など具体的に考えたこともなく、もしかしたら己の深夜カウンセラー的な特性を生かして、ガード下かゴールデン街あたりで雇われマスターでもするのかなあ…ぐらいのことを妄想してたぐらいでしょうか?

世の中の男は、2種類しかいません。

できれば何もしたくないヤツと、何かしてないと落ち着かないヤツ。

思うに自分は、本音では前者を志向するも、実態は後者の部類かと。

しかもオレは、やれることをやりつつも、自分に課せられたやるべきことを延々と模索し続けるタイプ。

いわゆる貧乏暇なし。同時に自戒も込めて、器用貧乏と言われる人に本当に器用なヤツは皆無。

おかげさまで、脳みそが休まることはありませんし、心を病むヒマもありません。

できれば、これからはもう少し肩の力を抜いてゆっくり生きてもいいのよ…なんてことを、寄り添って囁いてもらいたい気持ちは立山連峰なみに山々なのですが、オレの周囲の皆さんは総じて、遅い、もっと気合い入れてさっさと前に進めと発破をかけてくださる優しい方ばかりなので、引退後に悠々自適などという言葉はオレにはまだまだ絵に描いた餅でしかありません。

敬愛するブロガーさんのホテルエッセイで、昨日から頭の中と舌が焼きたてクロワッサンとコーヒーになってしまっていますしね。

なんか最近は漠然と思うの。

のんびりしててもできるような事業をやりたいな。それも自分や周囲の終活を兼ねた。

その仕組みをイチから考えるのも骨が折れるけどね…。でも、その仕組みを考えるのが、もしかしたらオレの最後の仕事なのかも? 社団法人とNPO法人の違いとか、押っ取り刀でちまちま勉強してるけどさ。とにかく可及的速やかに考えますよ。何となれば法的なサジェスチョンや過去の類例についても相談できそうなアテもあるし。

まあ、関係諸氏の皆様方、これからもグダグダ飲みながらのオレの与太話にお付き合い下さいませ。

特に過去のシェアハウス書籍関係者の方々、趣意書みたいな走り書きができ次第、ご意見をうかがうためにお見せいたします。

今さら焦りはしないけど、締め切りという言葉はもう生理的に無理なので、かと言って小心者のオレをせっつくのもやめてね。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00283/031500185/

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