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からだの反射

熱いものを触ると、びっくりして手を引っ込めます。
これも反射というものです。

生物学で言う反射(はんしゃ、: reflex or spinal reflex)とは、動物の生理作用のうち、特定の刺激に対する反応として意識される事なく起こるものを指す。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この反射という機能、いつ使っているのかというと、立つ、座るなど、日常の動作でもしっかり使っています。
動いている電車の中で立つと揺れますが、反射がしっかり機能している人は、バランスを保てやすく、あまり機能できていないと、よろけます。

バランスが悪い状態は、どのような状態か。
それは、「緊張」しているということ。

からだが緊張していると、立つという動作すら疲れてしまうので、疲れやすくなります。

この緊張の反対語に思われるのが、脱力、くつろぐなどの言葉になりますが、多くの人が「リラックス」をイメージすると思います。
しかし、無意識の反射が機能するには、リラックスではなく「ニュートラル」な状態が望ましいのです。
それは、自然体、余計な力が抜けている状態です。
その状態であれば、自分の意識とは関係なくバランスをとるために、しっかりと反射が起こります。そのうえこの状態が維持できれば、実は肩こりや腰痛の方が、自然と筋肉に緊張を作る姿勢にしてしまうのを反射で防いで、緊張しない姿勢に反射でもっていってくれます。

ということは、結果的に、自然体でいられれば、肩こりや腰痛も予防できるということになるのです。

では、どうすれば自然体になれるのか。それはたくさんの方法があります。しかし人は外的要因ですぐに緊張する生き物なので、自然体を維持するは大変です。それを日常的にできているのが、武道の達人と呼ばれる方たちです。

では日常で自然体になれる方法を記載しておきます。

  • 足の指を上げて足踏みをする

  • 骨盤を4秒間後傾させる

  • 手のひらを上にして背伸びをする

  • 顔を上を向いてからアゴを引いて正面を向く

  • おもいっきり猫背を作ってから、普通に戻す

まだまだあります。しかしこれらに共通しているのは、なんらかの外的要因が加わればすぐに身体は緊張してしまうということ。

しかし1日の活動時間のなかで、今まで気にしてなかった「自然体でいる時間」を1秒でも増やすことができれば、それは身体の変化になります。
行動になります。そうすれば、何かが変わります。

自然体を意識してみましょう。

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