LGBTを理解していたつもりでいた私
もう何年も前から「LGBT」という言葉は世の中に浸透してきていて、自分も同性愛だけでなく生き方などの多様性を受け入れている人間だと思っていた。
が、先日、プリペイドSIMを買いに某通信ショップに行った時のこと。
いつものごとく店員さんが近寄ってきてセールストークをするのだが、なかなか英語で上手く話せない私に
どこから来たの? → 日本です → じゃあ、日本語話せるスタッフがいるから交替するね
と言って、白人の若い男性スタッフ(以降Bさん)がやってきた。
Bさんはとても綺麗な日本語で話してくれて、つい先日も日本に旅行に行ったと言い、日本の話で盛り上がっていたあと、
「登録するのでパスポートを見せて」と言われ、パスポートを出しながら
(あ、私、韓国パスポートだからまた説明しないと…)と思い、
私は日本で生まれ育ったけれども韓国人なんですよ、と話すと
ハングク プニセヨ?(韓国の方ですか?)
と、いきなりハングルで話してきた!!
さすがにビックリして、
「どうやってそんなにたくさんの外国語を話せるようになったの?」と聞くと
「日本語と韓国語は勉強したことがないんです。インターネットのアプリや学生の頃に学校にアジア人の留学生がいたから。」
いやいやいや、、、
そんな簡単に話せるわけがない!!と思ったその時に、私の頭にある定説が浮かんだ。
(絶対日本人や韓国人の彼女がいるに違いない!)
そしてプライバシーに関わる質問はしないに越したことはないけれど、日本旅行の話で盛り上がったし、若いし、この場限りだし、、少しくらいなら話してくれるかな?と、ついつい調子に乗って聞いてしまった。
「彼女が日本人だったりしたの?」
するとBさんは、ちょっと間を空け
「彼氏が韓国人なんです」
やっちまった。。。
そうだよね、そうだよね、ここは多種多様なオーストラリア!!(あまり関係ないか)
街中にもたくさん同性愛らしき人たちが歩いてるもんね。
なんで”彼女”って決めつけたんだろう。。。
結局のところ、頭では自分は多様性を受け入れる良き理解者ぶってたけれど、身近にそういう人がいなかった分、そういう人たちは自分にとって他人事で、隣にいる人は自分と同じ価値観だと思い込んでたということ。
この件のあと、英語教室でも今の時代はハズバンドやワイフがいますか?って質問はナンセンスで、パートナーと言いましょう!と教えられました。
この件を機に、色んな当たり前を当たり前ではない事として捉えていこうと思いました。
余談ですが、このBさん、実は中国語も話せるんです!語学の天才!!
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