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病を取り去る【軟酥の法】癒やし手は自分

皆さん こんにちは みさこです

今回は、江戸時代から現在に伝わる健康法として
知られる『軟酥の法』をご紹介します

『軟酥の法』は臨済宗のお坊様
白隠禅師が病を治した治療法として
考案した自己治癒法
白隠の著「夜船閑話」に収められています

白隠禅師が禅の修行のし過ぎによって禅病になり
名医の様々な治療を試みるも
一向に治らなかったのが
京都の山奥に住む白幽仙人から
「軟酥の法と内観の法」を教わり
病を克服したと言われる治療法です 
※禅病とは厳しい修行のし過ぎで
心身のバランスを崩す病

この時の白隠禅師の症状は
頭がのぼせ上がり、両腕両脚は氷のように冷え、
心は疲れ切り、肺を痛め、肝胆が弱ったので
耳鳴り、夜は眠れず、幻覚をみるというような
症状だったと言います

これらの症状は、現代社会に生きる
私達にとっても当てはまるものはありませんか?

養生の基本的な考えとして、
頭寒足熱が大事と言われています
身体を使わず頭ばかり使うような生活だと
足腰の血行が悪くなり頭がのぼせやすくなります

今回の満月のキロンの「自分が癒やし手」 
であるというテーマにリンクしていると 
思いお伝えしようと思いました

~~~~~~~~~~~~~

『軟酥の法』
軟酥の(酥)とは乳製品を煮詰めて作った
バターのようなもので
金色に輝き、とても良い香りがするそうです

この軟酥を頭の上に乗せ(イメージ)
体温で軟酥がゆっくりと溶けだし
身体と心を浄化し清め
あらゆる病(毒素や邪気)を
洗い流し癒します

【やり方】
※私の解釈も入っていますので、ご了承ください

1:楽な姿勢で座ります。座禅を組んでも
椅子に座っても、立って行ってもいいですし、
寝たまま行うこともできます
まずは、数回深呼吸をして意識を頭頂部に向けます

2:次に頭の上に金色に光り輝く
柔らかいバターのような
卵くらいの大きさの、玉のような
軟酥を乗せるイメージをします

その玉は、じんわりと温かく
とても良い香りがします
頭の上は、心地よい重みを感じます

頭の上の軟酥は、
体温でゆっくりと溶けだし
温かさと共に良い香りが広がり
体の中には、幸せな気持ちが広がってきます

3:温かく柔らかい軟酥は
徐々に頭皮から頭の中へと
染み込んでいきます
そして頭の中の疲れやモヤモヤした
思考も洗い流していきます

温かい軟酥が脳の中までも潤し
とても心地よさを感じます

軟酥はゆっくりと流れていき
こめかみ、耳の疲れ
目の奥のこわばりを和らげ
口の奥の力みを緩め
顔全体が柔らかく温かくなっていきます

4:そして軟酥は首から両肩にかけて流れていき
両肩、両腕、両手の指先まで温かく流れていきます
肩の力が抜けて軽くなり、その心地よさを味わいます

5:次に軟酥はゆっくりと胸に流れていきます
胸の中に詰まっていた感情が
ゆっくりと洗い流されていきます

胸が軟酥で満たされると
慈愛に包まれ、優しさに溢れる感覚が
広がっていきます

そして気管支や肺を満たし
呼吸がゆったりと楽になってきます

身体の内側の一つ一つ
胃・心臓・肝臓・腎臓・腸・肛門と
全ての内臓器官をゆっくりと潤し
骨や筋肉・神経系統にまで
じんわりと染み込んで潤していきます

どこかに痛みや違和感があれば、
軟酥が押し流していく様子を
イメージします

軟酥がお腹周り(腹部)を満たし
お腹の中に溜まっていた感情も
押し流されていきます
おへそ周りの奥から温かくなり
温かさが身体全体に広がるのを感じます

6:そして温かくトロリとした軟酥は
腰回り、骨盤、肛門、両脚の付け根から
足の裏まで流れていき癒していきます

その時の幸福感も味わいます

身体の内側、外側、皮膚などの
細部まで、軟酥が流れていく
心地よい感覚を体感します

身体の痛みだけではなく
心のつかえや、不安感、悲しみ、恐怖なども
軟酥が全ての邪気や毒素を洗い流して
癒されていく感覚を味わいます

この後、丹田(へその5㎝したあたり)に
意識を向けます
丹田の周りからポカポカと身体全体が
温かくなるのを感じます
~~~~~~~~~~~~~~~~~

いかがだったでしょうか?
今の自分を内観していき
何か異物があれば取り払い
癒やしていくという
自己治療法なのですが
瞑想に慣れている人は別として
なかなか細かな臓器や骨までと
イメージしにくいですよね?
なので始めは、軟酥が頭から溶け込み
徐々に身体の下へと流れていき
痛みや不安要素を押し流してくれる
イメージだけでも持てたら良いと思います

または、「今日は身体の表面(肌の感覚)」
だけなど、分けてするのもいいと思います

そしてここは固いなとか
痛みを感じる部分(内面も)
「気になる箇所」があったら
じっくりと染み込ませて
流していくといいと思います

その部分に何かしらの滞りがあるかも知れません
その痛みやしこりの色なども
感じ取れるといいですね

特にお腹に感じる場合は
何か我慢していたり、ストレスや
不安を抱えていたりすることがあります 

その時々で引っ掛かる部分が
違うかもしれませんので
気になる部分をじんわり行ってください
あとは、良い香りと温かさを感覚で 
感じ取れるといいと思います

私は温めた「ギー」をイメージしたり
アーユルヴェーダトリートメントのように
頭頂から温めたオイルが染み込むイメージをします

香りは好きなアロマを焚いてもいいし
ティッシュペーパーに少量含ませ
そばに置くのもいいと思います

ポイントとおすすめ
・効果は自分次第!
自己暗示や潜在意識の書き換えの
ようなものですので
「こんなので効果あるの?」と思うと
効果は期待できないかも…

・続けること
続けることで微細な感覚がつかめるようになります

・イメージしにくければ
温かいシャワーを頭頂から浴びるとか
トリートメントをする、良い香りを嗅ぐなど

・その時の自分に必要な周波数
ソルフェジオ周波数の音を聞きながら…とか
例えば…
癒し・修復=528Hz(第三チャクラ)
恐怖・不安の解放=396Hz(第一チャクラ)
調べれば一覧表も出てきますし
音楽の動画も沢山ありますよ!

今回の満月で「痛みやトラウマがでてきて
辛い」と言う方はぜひお試しくださいね!

まず、色うつくしく香り高い仙人の神薬を種々煉りまぜて鴨の卵大にまるめた丸薬が頭の上に乗せてあると想像するのである。
その軟酥の卵は、香味妙々にして、しばらく頭上にのせてあり、しだいに体温で溶けてやわらかくなり、流れはじめ、タラリタラリと下りはじめると観ずるがよい。-白隠禅師健康法と逸話-

白隠禅師健康法と逸話


最後までお読みいただきありがとうございました
参考になれば嬉しいです



















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