チョコレートを楽しめていないわたし。

美容のためにチョコレートを食べている。
「チョコレート効果」のカカオ８６％というやつだ。
低GIだから食べる数さえ気をつければダイエットにもいい。

ある夜、母がお腹が空いたというので
「チョコレートならあるけど」と
わたしのチョコを差し出した。

すると母は、
「そのチョコ苦いから嫌い！」と駄々をこねた。

母は健康に興味がなく、
いつもわたしの作る食事や
食べているものに文句をつけるので
その時はちょっと気分を害したくらいだったが、
あとになってふと考えた。

わたしはこのチョコが好きで食べているんだろうか？

持病があって薬を飲むのになれているわたしは、
食べづらいものや飲みづらいものを
体にいいからと我慢して摂取するのに慣れている。

でも、好きかと言われるとそうではない。
このチョコの苦みを楽しめているか？と聞かれると
そうではない気がする。

たまに甘いチョコを食べても罰はあたらないんじゃないか？
そう思ったわたしは、同じ「チョコレート効果」の
カカオの成分がちょっと薄くて甘い
アーモンドチョコレートを注文した。

手にしたアーモンドチョコレートは、
甘くておいしかった。
健康効果はちょっと薄いけど、
食事が楽しめないのはちょっと寂しいから、
たまにはいいだろう。
これなら、健康に興味のない母も
一緒に食べてくれるのではないだろうか？

普段は、苦いチョコレート。
でも、たまのお楽しみに甘いチョコレート。

ちょっと暮らしが楽しくなった。
きっかけをくれてありがとう、お母さん。

ん－、おいち♡