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日本の教育は、古い遅れているということを理解しながら、今教育現場でやるべきことを皆さん…

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日本の教育は、古い遅れているということを理解しながら、今教育現場でやるべきことを皆さんと一緒に考えたいと思います。

最近の記事

通知表を変えたい

通知表は基本、学習面について記載されることが8割で2割が生活面などである。 正直、学習面はテストを見れば大まかな立ち位置は分かる。 私としては、コミュニケーション能力や気付く力、行動力、優しさ、継続する力などを自己評価、他者評価(教師と保護者)をしていく方が未来への役立つ力が育つのではないかと考える。 勉強は大切だが、生活力なども丁寧に評価してあげることで「勉強しかできてないな」「人に優しくできてないな」などを早い段階で気付き改善できるのではないかと思った。 評価者の

    • 学年をマネジメントする②

      目標って大切 優秀なリーダーは必ず目指すところつまり目標を示してくれる。 だからこそ、何を大切に仕事をすればいいのかをよく理解することができる。 4月の初めに子供達と決める学年目標がある。 学年目標は、教師がどんな子供になって欲しいかを示すものだからこそ教師が明確に打ち出すことがマストだと考える。 よく子供達と一緒に決めるというやり方をする教師もいるが自分の目指したい姿がないという捉え方もできる。 目標を忘れる 夏休み前くらいに子供達に学年目標を聞いてみてほしい。

      • 学年マネジメント①

        誰は◯◯だからだめだと決めつけて、レッテルを貼る人がいる。 そんなことをしてても、何もかもうまくいくはずがない。 自分はこう考える。 この人の得意なことは何か。 そして、苦手なことは何か。 たったこれだけである。 得意なことは先頭をきってやってもらう。 苦手なことは、4月の段階で苦手なことを伝えてもらい、そこに対する声かけをすることを先に伝えておく。 そして、常にやってくれてることに感謝の思いを伝える。また、辛そうなときは無理せず帰ってもらう。 たまに、仕事ができ

        • 一カ月立ち、変わり始める子供たち

          4月から約1か月。 やはり、学校現場はこの一か月が最も忙しく緊張感がある。 子供たちも、クラスや担任が変わり緊張と不安の中で過ごしていたことだろう。 子どもが変わる方法を意識して根気強くそして、バランスも考えながら接して行くと、一か月という期間でも大きな成長を感じることができる。 逆に、その場限りの目標や意図のない指導を続けている教師のクラスは停滞もしくは落ちて行く様子がよくわかる。 私自身、立場的に学年全体を見て行く立場であり、子供たちがマイナスな方向に向かわないよ

        通知表を変えたい

          寿司屋にいきました

          東京四ツ谷にある寿司屋にいきました。 本当にすごかった。 寿司が美味しいことは説明するまでもない。 私がすごい!と思ったことは、 全てにおいての気遣いだ。 高級店に行く人は、いつも見る光景かもしれない。 何がすごいかというと、気遣いを全員のスタッフに浸透してさせていることだ。 これは、当たり前のことではない。 必ず一点の曇りは出てしまうものだ。 大将に、なぜスタッフ全員に行き届かせることができるのか聞いてみた。 大将は一言。 仲良くコミュニケーション取っているだ

          寿司屋にいきました

          悪い慣習

          教師の4月は最も忙しい時期である。 名簿作り、児童引き継ぎ、分掌引き継ぎ、資料振り分け、教材選定などやることはかなりある。 その中で毎年疑問であり、教育会の悪い慣習が垣間見えるのが教材選定である。 毎年毎年、当たり前のように漢字ノートを選定し、音読カードを作成する。 繰り返し書くだけの漢字ノートにどのような効果があるのだろう? きっと、やり方次第では字が綺麗になったり書き順を丁寧に覚えたりすることができるのだと思う。 しかし、漢字を覚えるには毎日小テストを行った方が

          悪い慣習

          クラスをマネジメントする④

          今回の最後は、 保護者の感情を理解する。 モンスターペアレントと呼ばれる保護者がいることは正直事実だと思う。 しかし、多くの保護者の意見は自分の子どもを守ろうとする行動や言動なのだとも感じる。 私は保護者の感情は正しく理解することも教師の大事なスキルだと確信している。 保護者が何を求めているのかを正しく理解し、コミュニケーションを取れば大きなトラブルにならないだけでなく、信頼関係を築くことができる。 子どもは親と教師が信頼関係を築いていれば、安心して過ごすことができる

          クラスをマネジメントする④

          クラスをマネジメントする③

          自分が集団の中の大切な1人だと自覚、理解できるようにする。 社会の様々な変化の影響か、私の感覚のズレかは分からないが、現代の子供たちは10年前の子供たちと比べると集団にこだわりをもたなくなっている。 これに関しては、SNSも広がり学校という集団に固執しなくてもよくなってきていることもあり、むしろプラスな面が大きいのではないかと思う。 ただ、教師のエゴと言われるかもしれないが長い人生の中で早いうちに集団でしか作り出せないエネルギーや勢いなどを体験、経験して欲しいと思ってい

          クラスをマネジメントする③

          クラスをマネジメントする②

          それぞれに合った関わり方、声かけをする。 子ども全員に平等に接することは、当たり前のことだがロボットの様に同じ声のトーン、接し方をしていても子供たちは心を開いてはくれない。 実は多くの教師が平等に接するということを理由にロボットの様に接してしまっている。 なぜなら、そうするべきだとベテランの先輩方から指導されるからだ。 友達のように接していると、 友達じゃないんだから!と厳しく指導される。 大事なのはそこではない。 時には友達のように遊び悩みだって聞く。 時には教師と

          クラスをマネジメントする②

          クラスをマネジメントする①

          子供たちを1人1人を正しく知る。 子供たちを一人一人正しく知るためには、常に注意深く観察する必要がある。 元気だけどみんなの前で注意されると塞ぎこむ。 本当は頑張りたいんだけど、家庭が複雑で気持ちが切れてしまう。 人前で話すことは苦手だが、ノートをまとめるのは得意。 あの子と仲良いが、普段から少し遠慮している。 など、全員の特性や性格を理解し、接し方や声かけを変えていくことは当たり前のことである。 言葉にすることは簡単だが、正しく理解するためには子供たちとのコミュニケ

          クラスをマネジメントする①

          クラスをマネジメントする

          担任の先生の役割はクラスが良い方向に向かえるようにマネジメントすることである。 特に小学校の担任は基本全科を教えているだけに、その役割は大きくなる。 昨今、先生という職業に対してマイナスなイメージをもっている人が多くなった。 確かに、民間で仕事していない人がほとんどの中、世間知らずと言われても仕方ない部分はあるだろう。 余談だが、私自身民間で働いた後に教員になったが民間でも公務員でも、考えて行動できる人は素晴らしい仕事をするし、考えて行動できない人はどこにいても生産性が

          クラスをマネジメントする

          型にはめる学級経営

          小学校の担任は、自分のやり方(学級経営)に子供たちをはめ込んでいくことを無意識に行なっている。 経験を重ねれば重ねるほど、その傾向は顕著である。 決まった掲示物の位置、決まった朝の会、帰りの会、様変わりしない係活動、前回やったやり方で行う授業。 例を挙げたらキリがないほど、多くの型で子供たちをはめ込んでいく。 担任はやり方を変えたがらない。 変えることが怖いとも思っていない。 そして、子どもたちは変わっているのに無理矢理型にはめ込んでいくのである。 なぜこのようなこと

          型にはめる学級経営

          ハイブリッドオンライン授業の弊害

          コロナ禍の中、学校でのオンライン授業が一気に進んだ。 そして、オンライン授業を肯定するメディアがほとんどである。 今ここで立ち止まって、限られた時間や人材の中で本当に必要なことはオンライン授業なのかどうかを考えていきたい。 コロナ禍で学校に登校することができない状況だったときのオンライン授業は、深い意味があったことは間違いない。 しかし、普通に学校が始まり教室にいる子どもたちとオンライン授業をする子どもたちの二つを同時に行うハイブリッドオンライン授業は、本当にマイナス

          ハイブリッドオンライン授業の弊害

          本屋さん理論

          昨日の記事にも繋がる話である。 現代は本に限らず何か必要なものを買うときは、ネットを使い必要なものを検索し購入する。 私も基本このやり方である。なぜなら、最も効率的であるからだ。 そして、購買履歴からその人が買いそうなものを勧めてくれるわけだからこんな便利なことはない。 しかし、あるとき私は他のものとの出会いを失っているということに気付いた。 本屋さんにいくと、自分が買おうと思っていた本以外にも魅力ある本に出会ったことがある。あのときのドキドキ感や満足感は多くの人に共

          本屋さん理論

          小学生に必要な経験

          私は、小学生にとって必要な経験は無駄で遠回りなことをすることだと思う。 世界でも日本人は忙しく生活していると言われている。 だから大人になるとより効率的に仕事や生活をすることが求められる。 でも、なぜ効率的に仕事をすることができるのだろうか? それは、たくさんの無駄で遠回りの道を歩ませてくれた大人たちがいたからだと思う。 それが意図的だったのかたまたまだったのかは分からない。 だからこそ、私は意図的に無駄で遠回りをできる環境を整えてあげたいと思う。

          小学生に必要な経験

          勉強って必要ですか?

           「勉強って必要ですか?」 子どもたちにこの質問をされることがある。 自分自身も子どもの頃よく思っていた。 しかし、この質問に対して明確な答えが見つかった。 「だれにもあなたの素敵な未来が見えていないのだから、その質問は愚問だ」 もし、タイムマシンがあり将来が明確に見えていて野球選手になるのだとしたら、究極何も勉強せず野球だけやっていればいいのかもしれない。 それでも、野球だけやってればいいというわけではないと思うが・・・ つまり、何の勉強が必要か分からないからこ

          勉強って必要ですか?