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ハイブリッドオンライン授業の弊害

コロナ禍の中、学校でのオンライン授業が一気に進んだ。

そして、オンライン授業を肯定するメディアがほとんどである。

今ここで立ち止まって、限られた時間や人材の中で本当に必要なことはオンライン授業なのかどうかを考えていきたい。

コロナ禍で学校に登校することができない状況だったときのオンライン授業は、深い意味があったことは間違いない。

しかし、普通に学校が始まり教室にいる子どもたちとオンライン授業をする子どもたちの二つを同時に行うハイブリッドオンライン授業は、本当にマイナスな面ばかりだと考える。

教師の仕事は、様々な場面での子どもたちの些細な表情の変化を見逃さず、休み時間にコミュニケーションを求めている子どもたちとしっかり向き合うことである。
これは間違いないことである。

この仕事がどれだけ高度なことなのかは、想像すればわかることである。

しかし、現在は休み時間にオンラインの接続をして、授業中にはオンラインの子どもたちにも話をふり、画面の角度をかえて黒板が見えるようにしてあげるのだ。

優しく素晴らしい行動に見えるだろう。

私は全くそうは思わない。
この瞬間に授業中や休み時間に何かのサインを出している子供たちを疎かにしていることに誰も気づいてないのである。

学校に登校できない子供たちと登校している子供たちを同じ時間にまとめて向き合うことは、逆に怠慢でしかないと考える。

これからこのことに多くの学校や教師が気付き、ハイブリッドオンライン授業は淘汰されていくだろう。

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