見出し画像

再就職活動再開

 交通事故に遭い、手術や入院・転院を経て退院後の通院リハビリを終了した私は、停止状態になっていた再就職活動を再開することにしました。
 入院中、主治医やリハビリの療法士からは、家庭復帰をゴールに設定されていましたが、私はそこで終わるつもりはないので。
 とは言え、当初は自力歩行できなかった状況もあり、主治医らには家庭復帰以降のイメージが持てなかったのかもしれません。

 5月30日にハローワークの出先機関に赴き、前日までにネット検索で目星をつけておいた求人先に応募し、紹介してもらいました。
 2ヶ所応募し、2ヶ所とも6月1日面接ということで、午前1件と午後1件、面接を梯子することになりました。
 明日面接に行くということを前日にパートナーに話すと、私の靴を見たパートナーは靴を買いに行くことを打診されました。
 かなり古びた靴でしたが、私はまぁいいかと思っていたのです。しかし、パートナーが気にする状態なら面接官も気にするか、と思い直し、靴を買って来ました。

 6月1日に、1件目の求人先の近くに神社があったので、お参りしてから面接に臨もうかと思ったのですが、開始時間まであまり余裕がなかったので再訪することにし、入口の鳥居まで行き一礼して引き返し、1件目の求人先を訪れました。
 案内の方に案内された場所では、1階で靴を脱ぎスリッパに履き替えて2階に行くように言われ、靴関係なかった……と思いながらスリッパに履き替えて、面接会場へ行きました。
 面接では、履歴書を見ながら色々質問されました。
 実は私は、転職によって全く違う業種へ転向している経歴があります。業種Aから業種Bへ。直近までの業種Bの方が期間は長いのですが、業種Aの方が専門性が高く国家免許も必要でやや稀少となります。
 この求人先は主に業種Aに属し、業種Bはそれに付随するものであることもあり、もう業種Aはやらないのかと問われ、業種Aの方ならぜひ採用させてほしいとかなり強めに言われ、苦笑してしまいました。
 その辺りはやんわりと断って本題の方を進めました。
 直近の職を辞めるに至った理由を聞かれましたが、上役のと折り合いが悪くなり退職に追い込まれたという事情を正直に言うわけにもいかないので、建前的に、前職場の金銭的な事情でドライに切られたということにしておきました。それも幾分かは真実だと推察されるので。
 また、昨年の7月から現在まで失業期間があることにも尋ねられたので、事故による入院や退院後の通院の話もしました。
 説明された仕事内容としては、今まで経験して来た仕事と近いものがあり、好みだとも感じました。
 私の後に2人面接予定者がいるとのことで、採用の合否は早くて週末、遅くて週明けには、と言われ、1件目の求人先を辞しました。

 その後は改めて神社へ参詣し、今日の面接が無事滞りなく終わり良い結果もたらされますようお力添え下さい、と神様にお願いしました。
 その後徒歩で市内中心部へ向かい、昼食を取った後、午後に2件目の求人先へと面接に訪れました。
 案内の方に案内され、靴を脱ぎスリッパに履き替えて奥に行くように言われ、やっぱり靴関係なかった……と思いながらスリッパに履き替えて、応接のテーブルと椅子が置かれた場所へと行きました。
 そこで数分待ち、現れた面接官による面接が始まりました。
 この求人先からは履歴書と職務経歴書を求められていたのですが、面接官は履歴書のみを見ている様子で、質問される内容は概ね職務経歴書に書いてあるんだけどな……と思いながら受け答えしていました。
 直近の職を辞めるに至った理由や、昨年の7月から現在まで失業期間があることについては、特に触れられず、求人先それぞれだなと思わせられました。
 説明された仕事内容としては、直近の職と重なる部分がなくはないものの、今まで経験して来た仕事とはやや遠いものがあり、好みかどうかは微妙だと感じました。
 とは言え、この求人先でしか採用されないなら、喜んで勤めさせてほしい気持ちはありました。
 面接官が一旦席を外したので戻った時に、同封した職務経歴書は確認してもらえたのかどうかを尋ねると、再び離籍し、今度は職務経歴書を持って戻って来ました。どうやら卓上に置き忘れられていたようでした。
 改めて職務経歴書も目を通してもらい、一安心です。
 今の所私の他に面接予定者はいないとのことで、社長と相談して決めるとのことでしたが、やや迷っているようでした。確かに母数が1しかない状態では迷いもするでしょう。
 採用の合否は週末には、と言われたのですが、あまり急がず週明けでもそれ以上でも待って構わないと告げて、2件目の求人先を辞しました。

 帰宅し、パートナーに結果報告をしました。
 靴があまり関係なかったという話をすると、履きやすい靴を新調できたんだからよかったんだよと言われました。確かに気持ち的には、それで萎縮せずに臨めたのかもしれません。
 また、1件目に業種Aを望まれた話を苦笑交じりにすると、それだけ稀少だってことだねと言われました。本当に、免許を持っているだけ、ではないものの、相当にブランクがあって現場からはすっかり離れていてさえそんなふうに思われることに、複雑な心境でした。
 いつか年を経て、老化により現在の業種Bにおいて雇用されることが困難になったら、業種Aで短時間勤務することも選択肢の一つとして考えてみるべきかな、という気持ちにはなったところです。

 この後しばらくは結果待ちの日々です。どちらからも採用結果をもらえるようなありがたいことはあまりないとは思いますが、両方からの結果を待って考えたいと思っています。

 今日は、そんな近況報告でした。



 こちらに続きます。


この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,232件

サポートしていただけたら嬉しいです。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。