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休職中にやって良かったこと④

こんにちは、人生お休み先生です。
小学校教員を10年以上続けていましたが、現在抑うつ不安状態(適応障害)の療養のため休職中です。

先日、復帰プログラム開始に向けた打ち合わせで、約5か月ぶりに職場の学校へ行ってきました。特にメンタルの落ち込み等も無く、復帰に向けて前進していこうという気持ちの自分がいます。

こう思えるようになったのも、この休職期間でしっかり休み、じっくりと自己分析ができたからだと感じています。

今日も、休職中のリハビリがてら、文章を書きます。

今日ご紹介する休職中にやって良かったことは、「SNSアカウントの開設」です。
具体的には、X(旧Twitter)のアカウントを開設しました。

Xのアカウントを開設したのは、仕事に行けなくなり、ほぼ布団で寝た切りだった絶不調の時期でした。
メンタルクリニックで、抑うつ不安状態(適応障害)と診断され、診断書を出していただいた直後くらいの時期でもあります。

アカウントを開設してから4か月くらい経過しましたが、本当にやって良かったなと強く感じています。その理由をまとめてみました。


理由① 孤独感の解消

仕事を休むようになってからは、日中を自宅で一人で過ごすことになります。この時ぼくを襲ってきた負の感情の1つが、猛烈な「孤独感」です。
メンタルに関する様々な書籍で学んだのですが、「孤独感」は心の健康にものすごく悪影響を与えるそうです。
本当にその通りで、一人でいる時間が長くなればなるほど、ネガティブな感情に心が支配されていく感覚がありました。

しかし、Xの中には、「うつや適応障害で苦しんでいる人」「同じ教員という職業で、休職中の人」など、自分と同じような境遇の方々がたくさんいました。
そういった方々とつながり、前向きにがんばっている人のツイートを見たり、温かい励ましのメッセージを頂いたり、こちらからメッセージをさせていただいたり、たくさんの繋がりが生まれました。こうした繋がりが、徐々に孤独感を薄れさせていき、「苦しんでいるのは自分だけじゃないんだ!」と前向きな気持ちになることができました。
X上で、温かい交流をしてただいている方々には、本当に感謝しています。

理由② 自分の感情や思考を発信できる

先ほども書いたように、休職中は孤独です。
僕には妻がいますが、妻は日中働きに出ているので、基本的には長い時間を一人ぼっちで過ごすことになります。
なので、自分の感情や思考を吐き出すことができず、常に頭の中はぐるぐるしている状態
でも、Xのアカウントを開設してからは、自分の感情や思考を短い文章にまとめて発信することができました。
発信を繰り返すことで、自分の感情や思考を整理することができたし、「いいね!」や温かいコメントをフォロワーの方々からいただくことで、「こんな自分のことを認めてくれる人がいるんだ。うれしい!」と、前向きな気持ちになれました。

ネット上では様々な人がいるので、初めは発信することが怖かったです。「バカにされたり、誹謗中傷を受けたりしないかな…」という心配がありました。
しかし、アカウント開設から4か月経ちましたが、そういった嫌な気持ちになることは1度もありませんでした。
むしろ、繋がってくれている方々は、優しく、温かい人たちばかりです。
ネット上で、こんなにも人間関係に恵まれるとは思いませんでした。

理由③ 自分を客観視できる

Xのアカウントを開設してからは、毎日1~3ツイートくらいのペースで発信してきました。
不特定多数の人に読まれるので、できるだけネガティブなことは避け、前向きなこと、その日感じた何気ないことなどをツイートするようにしてきました。(まれにネガティブモードになる日もありましたが笑)

そのツイートを、時々読み返してみることがあります。日記を読み返すような感覚です。
そうすると、自分自身を客観的に見つめることができるのです。
「この頃よりは、メンタルがかなり安定してきたな」
「最近だらけているな。ちょっと行動量を増やしてみよう」
「この時期メンタルが落ちたのは、これが原因かも」
というように、自己分析にとても役立ちました。

メンタル疾患で休んでいるときは、自己分析がとても大切だと思います。
そのためのツールとして、SNSで発信を続けることは結構役に立つんじゃないかなと感じました。


ここまで、SNSアカウント開設の良さについてまとめてきましたが、良いことばかりではないのかなという一面もあります。
気を付けなければならないのが、依存です。
どんなSNSもそうだと思うのですが、Xも情報が永遠に流れてくるため、止め時を失ってしまい、気が付いたら長時間画面にくぎ付けだった!ということが起きてしまいかねません。そうなると、「時間を無駄に浪費してしまった…」とネガティブな気持ちが湧いてきてしまいます。
また、いろいろな方が発信している情報を、真に受けすぎてしまうのも危険です。
僕は「キラキラした日常生活を送っている人」や「バリバリ教育実践で成果を上げている人」の発信を見ると、それができていない自分と比較してしまい、落ち込んでしまうことがありました。
最近は、「自分は自分!」とだいぶ割り切れるようになりましたが、取り入れなくて良い情報との付き合い方は気を付けないといけないなと感じました。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

今、自分と同じような境遇で「孤独感」を感じている方がいれば、SNSアカウントを開設してみることをおすすめします。

依存に気を付けながら、自分のメンタルを回復させるツールとして、上手に活用してみてください。


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