抑うつ不安状態(適応障害)になった原因を分析<前編>
1 はじめに
こんにちは、人生お休み先生です。
小学校教員を10年以上続けていましたが、現在抑うつ不安状態(適応障害)の療養のため休職中です。
今回は、自分がなぜ抑うつ不安状態(適応障害)に陥ってしまったのか、その原因を分析したいと思います。
2 原因分析
①そもそも教員の仕事は大変!
Twitter(X)で、rayさんという方が、小学校教員の仕事について分かりやすくまとめてくださっていたので、引用させていただきました。
小学校教員のメインの仕事は、学級経営と授業です。
しかし現状、それ以外の仕事が多すぎて、メインである学級経営と授業に対して十分に時間をかけるだけの余裕がありません。
これらを1つも落とさずに、完璧にこなすことは、かなり難しいと感じています。(できている先生は、かなりスペシャルな先生です!)
僕の場合は、学級担任を持ちながら、ある分掌(会社でいう部署みたいなものでしょうか?)の分掌部長も任されていました。
初めは不安でしたが、「自分は期待されているんだ!」と自分自身を奮い立たせ、なんとかこれらの業務を日々こなしていました。
しかし、日に日に心と時間の余裕がなくなっていき、少しずつ「しんどいなあ」と感じることが増えていきました。
でも、その度に「他の先生たちも頑張っているから、自分も頑張ろう!」と、何度も何度も自分に喝を入れ、毎日がむしゃらに働きました。
自分でいうのもあれですが、授業は下手ですが、子どもたちとの関係づくりには自信がありました。同僚や管理職からもそのことは評価されていたと感じます。その自信だけで、なんとかふんばることができていました。
②難しい保護者対応
教員を苦しめている業務の上位にくるのが「保護者対応」だと思います。
当たり前ですが、世の中には色々な保護者がいて、全員考え方が違います。
そういった方々に合わせてコミュニケーションをとることは、ものすごくエネルギーを消費します。
ただ、僕自身の感覚では、ほとんどの保護者の方々は良い人たちです。
比率でいうと、2:7:1という感じでしょうか。
2・・・自分のことを気に入ってくれていて、協力的な方
7・・・普通の方々
1・・・自分とは合わない方 クレーマー気質
僕はこの中の「1」にあたる、ある保護者に苦しめられました。
この出来事が、自分の中では1番大きいものでした。
・休日や退勤後に電話をかけてくる(主に学級経営へのクレーム)
・裁判沙汰にすると脅してくる
・連絡もなく突然学校へやってきて、教室の様子をのぞきにくる
・懇談等での僕の発言を録音する
・保護者同士でのけんかの解決を、担任や学校に求めてくる
こういったことが、ほぼ1年間続きました。とにかく、しんどかったです。
そして、僕の心は少しずつ疲弊していきました。
「どうしてこんなことになってしまったのだろう」
「どうして自分は今の問題を解決でいないのだろう」
「ああ、自分の能力が低いからだ」
「他の先生はがんばっているのに、どうして自分はがんばれないんだ」
「自分は学校の先生に向いていないんだ」
徐々に自分自身を責めるようになり、思考がどんどん負のループに陥っていきました。
そして、抑うつ不安状態(適応障害)になる前兆を、この頃から感じるようになっていきました。
前兆については、下の記事に詳しくまとめました。
おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
1つの記事にするつもりが、思っていたよりも長文になってしまいましたので、<前編><後編>に分けてまとめることに、途中から舵を切りました(笑)
<後編>は、「自分自身の気質(HSP傾向)」について、まとめてみようと思っています。
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