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ゆきぐに

ゆきが、すきだ。

ゆきぐにに住むことになるなんて1年前の自分は思っちゃいなかった。
人生、何があるかわからないもんだ。

いまの友人とも、いろんな周りの人とも、素敵な場所もお店も、ここにこなきゃ出会えなかったって考えたら、やっぱり人生捨てたもんじゃないなぁって思う。

地元はまっっったく雪は降らない。
ほんのちょっとたまー--にちらつくだけ。
つもったのなんてほぼみたことない。

でも、今ここでは12月上旬からだんだん降り始めて、つもっては溶けてを繰り返している。路面なんてほんとうにおもしろい。

おんなじ瞬間に、つるつると、ざくざくと、むぎゅむぎゅと、ふかふかと、いろんな音が道にあらわれる。歩くときに音がするなんて、驚きだ。
私は、この、音がする道が大好きだ。

1年前のわたしに伝えてあげたい。
歩くと音がする道がこの世界にあるよって。
そんな街にあなたは住むことになるんだよって。

それで、素敵な人たちに出会って、たくさん感じて、おとなになっていくんだよって。

この先も、たくさんの出会いや変化があるはずだ。
いいことも、わるいことも、いろいろあると思う。
ふと立ち止まってふりかえった時に、でこぼこでもいいから、
わたし色の道がそこにあったらいいなと思う。

今はその途中、音のなる雪道です。
白いけど、でもいろとりどり。
毎日、もりだくさん。

2023、どんな道がつづくかな。

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