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【自己紹介 part 1】哲学研究者がメキシコでお母さん先生はじめました

はじめまして
こんにちは、つぶ子と申します。
夫の海外赴任に家屋帯同するかたちで、メキシコ(の地方都市)にやって来て、約1年半が経ちました。
インターナショナルスクールに通っている子どもたち(中2娘、小5息子)と夫の4人家族です。
英語とスペイン語での生活は大変ですが、メキシカンは親日の方が多く、根が優しいので、毎日それなりに楽しく過ごせています。

そして数年の後、夫の任期が終了したら、私たちは日本へ帰ります。
そう、私たちは永住組ではありません。
日本へ帰ります。
その時、子どもたちは高校生と中学生の予定。

…ん?日本の小・中学校で習うはずの内容は、どこで勉強すればいいんだ?
というのも、私たちが住むメキシコの地方都市には、日本人学校も、日本語補習校もないんです。
……私が教えるしかないのか。

ということで、このnoteは、海外生活やさまざまな事情で、自宅で自分の子どもに勉強を教えないといけなくなった私のような方々と、親から勉強を教わらなくてはならなくなったうちの子どもたちのような方々のために立ち上げました。
宿題をみるなど、お母さん先生に挑戦したことのある親御さんは多いと思いますが、ご存じの通りこれがめちゃくちゃ難しい!
なので、もういっそ講義(=仕事)だと思ってしまえ!ということで、私はこれまでたくさんの学習スライドを作ってきました。
これをママ友にも時々シェアしてたんですが、これがけっこう好評でした。メキシコ行きがなかったら、自宅で塾を開こうかと考えていたくらいです。
でも、今はメキシコ。

それなら!ということで、このnoteでは、そんな私が自分の子どもたちに向けてだけ作っていた学習サポートコンテンツのシェアを軸に、子育てについてや、日々の悩みなども多くの方々と共有していきたいと思っています。

要するに、私の日々をとりとめもなく暴露する場所が欲しかったんですよ。実はnoteのアカウントをもう1つ持っているんですが、そちらは実生活とつながりまくってるので、子どものこと(学校で仲間外れにされた時のことなど)を書きにくいんですよね。

もちろん、アップしていくコンテンツは、かなりブラッシュアップしています。が、基本は、我が子に向けた「勉強がおもしろくなるコンテンツ」です。
というのも、私、実はめちゃくちゃ勉強ができない学生時代だったんですよ。さらに、うちの子たちはまぁまぁクセが強めでして。
だから、自分自身の経験と、うちの子どもたちのクセをよく観察した結果生まれた「おもしろさ」です。お楽しみに!

あと、ライフワークになっている公民館での哲学講座の活動報告なんかもできるといいな。
あれもこれもで何か節操のないアカウントになりそうですが、お付き合いくだされば幸いです。
ということで、そんなことを計画している私がどんな人間なのかということを、次に少しお知らせしておきます。

つぶ子(43歳、研究者・母・妻・娘・孫の兼業)
私は結婚と同時に入学した大学院で哲学を専攻していました。
2回の出産のため休学を繰り返し、結局10年ほど通ったけれど博士論文は書き上げられず。それでも、お世話になっている先生にひろってもらって、今でも大学院の客員研究員として籍をおかせてもらって研究者を続けています。
日本にいるときは、大学や医療系の専門学校へ非常勤講師として哲学や生命倫理学を教えに行っていました。
「声が大きい」「具体例が分かりやすい」というのが、授業評価アンケートで学生さんからもらうコメントの2トップだったことが私の誇りです。

また、公民館で開催している哲学講座は今でもオンラインで続けさせてもらっています。
これがめちゃくちゃおもしろい!たぶん講師の私が一番楽しんでいるはず。

この公民館講座は、哲学をツールとして使いながら「自分の説明書を書く」ための自分研究の場です。
そのために、毎回ネットに落ちてる誰かの相談を使って、皆さんとケーススタディをするんですが、それがもう本当におもしろい!
私は元々三度の飯よりケーススタディが好きで、講義にも取り入れていました。

で、何が楽しいって、公民館講座の参加者の方々は圧倒的に年上の方が多いんです。
皆さん、高齢な方々って頑固で、もう変わりようがないと思ってませんか?
確かにそういうイメージってありますよね。でも、そんな変われなさそうな高齢の方々が、皆さん回を重ねるごとに変わっていくんですよ!頭が柔らかくなっていくんです!
人間の思考がアップデートされていく現場に居合わせる幸せ!
これがもう本当に本当に楽しい!
哲学の思考方法が、たくさんの人たちの視野を広げることに役立っていると感じることができるのは、研究者冥利につきます!

要するに、「あぁ、そっか!」と誰かが言う時のその瞬間に、私は居合わせたいんでしょうね。
それが好きなんです。

…で、そんな私の経歴を書くと、昔から勉強が得意だったんだな、と思われるかもしれませんが、全然そんなことはありませんでした
努力が大嫌いだった私は、中学校の中頃まではだいたい勘で乗り切っていました。
だから、今までの積み重ねや複雑な思考を問われる段階になって全くついていけなくなる、典型的な頭打ちタイプだったんです。

私にとって、学校での勉強は意味のない苦役で、意味もなく詰めめ込まれるガラクタのように思えていました。
だから全然勉強しない➡勉強しないから成績が上がらない➡成績が上がらないから勉強がおもしろくならない➡勉強がおもしろくなから勉強しない…
中学校から高2くらいまで、この負のスパイラスに見事にはまっていました。
なのに、学級委員長とかをやってたタイプだったので、何となく私は頭がいいみたいなイメージを抱かれがちで、そうした周囲のイメージと実際のギャップに人知れず葛藤したりもしていました。

でも、そんな勉強嫌いの私でも、好きだった勉強時間があったんです
この時間が今の私のスタンスを作っていると過言じゃないですね。
どんな時間だったと思いますか?

詳しくは、自己紹介 part2で!


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