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香ばしい、私のこころ。

 GWだというのに家にこもって、いまこの文章を書いている。
 いや実際は、まだ30字程度しか書いていない訳だから、書こうとしている段階だ。もっと言えば、書いていない、打っている。パソコンでそこそこ長い指をカタカタさせながら。
 そんな私は、今年で26歳。誕生日を祝ってくれる友人も居そうにないので一人で近所の洋菓子屋さんでケーキを買ってパーティーでもやろうか。タイトルつけるなら、そう「26祭」。
 26歳にもなると自分の感性はとっくに形成されていてもおかしくないよね。私は感性が出来上がっているんだろうか。新しいことには飛びつき、興味を持つ。ケーキと同じでスポンジ、、とか上手いことがいま頭に浮かんだけど文章にするのは恥ずかしいからやめておこう。
 感性が何なのかはいまいちわかってないけど、人生の指針みたいなことができた瞬間は、覚えている。
 
「本」だ。

 小学生の時に流行っていた「夢をかなえるゾウ」っていう本。
何となく可愛らしい表紙とムーブメントに乗り遅れたくない気持ちで買った物だった。
 読んだ感想ね。「うん、面白い小説。」まじこれしか出てこなかった。これ以上でも以下でもなかった。マクドナルドに行って食べ慣れたハンバーガー食べた時と同じぐらいの感覚。
 それからしばらくが経ち大学生のとき、本を読みたくなってふと「夢をかなえるゾウ」を読み返した。
 その時の感想ね。「進むべきルートが全て書いてあるじゃん!!!」
 もう人生のバイブルだと思った。それは言い過ぎでしょ〜って思ったあなたへ、今は文庫版になっていて値段も安いから今すぐ書店へ!って感じ。
 のちに調べてみると、「夢をかなえるゾウ」は自己啓発に分類される小説のよう。「就活生 読むべき本」とかで検索するとだいたいどこにでも出てくる。
 そんなこんなで自己啓発にまんまと乗せられた私は、それ以来「夢をかなえるゾウ」以外の自己啓発本を読んだことがない。というより少し避けているのね。多分気持ちが動きそうだからね。
 ということで生き方を「夢をかなえるゾウ」に全ベッドした私は、結果ミニマリストになった。正しくはなりたい。そして何かを創造することが好きな人になった。いや、これもなりたい。こうして一歩止まって考えてみると知識だけ入れて実行できていることは、結構少ないね。そう思うとまだまだやりたいことがいっぱいある。そんな人生は、これからも多分すごく楽しいんだと思う。まずは文章を書くことから始めてみようかな。
 それでは、また!


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