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初めてのアーユルヴェーダ

初めてのアーユルヴェーダ体験は、超越瞑想(TM)のリトリート(宿泊形式での瞑想コース)のときでした。リトリートは瞑想とミーティング、近くの散策、早寝・遅起きという最高に休息の取れるコースでした。

そのリトリートの時にアーユルヴェーダのトリートメントを体験しました。体験できるのは数人ですが、初めての人が優先されるため、私が体験できたのです。(有料)

トリートメントの内容はアビヤンガ(オイルマッサージ)とシロダーラ(額に油を少しづつ垂らす)です。脈診もあるのかなあと期待していったのですが、それはありませんでした。

トリートメントは男性施術者が男性クライアントを、女性が女性を行います。同性とはいえ、人前でまっぱは恥ずかしいのですが、マッサージしていないところはタオルをかけてくれますので、思っていたほどではありませんでした。

それに恥ずかしいとか余計なことを考える間も無く、オイルマッサージの気持ちよさに眠りそうになります。最後のシロダーラはほとんど記憶がないくらいです。

トリートメントが終わってから、毛布をかけてしばらく横になったままお休みします。最後に起こしにきてくれて、シャワーを浴びて終了です。

そのリトリートは2泊3日だったと記憶していますので、トリートメントはその中の午後の数時間だけです。

ホテルから家へ帰る時、駅の階段の上り下りがとても軽い。びっくりするくらい体が軽い。ほんとに驚きました。この軽さはなんなんだろう?リトリートの効果なのか、トリートメントの効果なのか。

また、家に帰ってからの食事の量が5分の1くらいになりました。
いつも夕食の爆食に頭を悩ませていた私はこれにもびっくりしました。「私の実力はこんなんじゃない!もっと食べられるはず」

これは悪いこと(好転反応)だと思っていました。2−3日すると食欲はだいぶ戻りましたが、それでも以前より食事の量が半分くらいに減りました。

これから数ヶ月後に本格的なパンチャカルマ(5日間のアーユルヴェーダトリートメント)を受けることになり、クリニックで脈診を受けた際に、この時の体験を話しました。

医師「体験がすでにあるんですね。ヴァータ(動きの質)の質が増えすぎると食欲が増します。ピッタ(消化を司る)の火に風(ヴァータ)が吹くような感じで、火が燃え盛るからです。ヴァータが収まって、食欲も収まったのだと思います。」

との説明を受けてやっと納得しました。また、毎日爆食してしまうのも私の意志の弱さが問題なのではなく、ヴァータが乱れるからだと言われ、とっても安心したのを覚えています。

それからは、自宅で毎日オイルマッサージをするようになりました。自宅でのオイルマッサージは気軽に始められますので、強くお勧めします。全身でなく、膝から下だけでもいいのです。お休みの日にでもなさってみたらいかがでしょう。



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