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怪魚釣りスーパースター列伝|村田基|Review

いよいよ大御所登場! 怪魚釣りが雌伏であったとき、孤軍奮闘していたのがこの人だよ。
想像も交えているので、あくまで私見として読んでね(言い方がまずかったらゴメン)。

プロフィール

1958年生まれ、茨城県潮来市在住。
職業はプロアングラー兼釣具開発者兼釣りメディアプロ兼自称「世界一忙しい釣具屋のオヤジ」。

多くの釣り人に影響を与え、素人を釣りの世界に引きずり込み、釣りの普及と発展に大きく貢献してきた「釣り界のレジェンド」である。
幼少のみぎりより釣具店を経営する釣り好きの父から英才教育を受け、ルアーフィッシングに熱中。ジャンルにとらわれずあらゆる釣りの技術と知識を磨いて、他を圧倒するまでになった。

海外では自分のことをジム/Jimと呼ぶが、これは名前Hajimeの綴りからである。どんなにシブい状況でも、ラストで大物を釣り上げるなど釣り運も強い。そんな彼を人は「ミラクルジム」と呼ぶ。

メディア露出

釣りに関する著書も多いが、自筆より代筆や監修的な立場が多い印象。
むしろテレビやインターネットなど映像メディアを通じて釣りの魅力を発信することに長けている。彼のわかりやすく実践的なアドバイスや豊富な経験に基づく情報は、多くの釣りファンから支持されている。

とにかく喋りが達者で楽しく間を持たせてくれるし、カメラアングルにも気を配れるので、制作サイドからは重宝されているだろう。

シマノのプロスタッフの一員として製品開発や改良に携わっていて、長らくシマノスポンサードの釣り番組にも出演している。(ダイワよりも)シマノ寄りであることを揶揄する声もあるが、それはビジネス的に当然の帰結。

開拓フィールド

怪魚釣りを意識してのフィールド開拓なのかどうかわからないが、出演する釣り番組においてターゲットのリクエストをするなかで世界中を釣り歩いている。
ごく初期においては、アメリカ各地の湖やリザーバーでバスフィッシングを楽しんだ。その延長で、メキシコのレイクエルサルトやレイクバカラックなどにも釣行している。

ブラジルのアマゾン川流域に生息するピーコックバス(トゥクナレ)を狙い、多くの大物をキャッチしているが、その過程で日系人アングラーのネルソン仲村と知り合い、彼を日本に紹介した功績も認められる。

正直ありすぎて絞れないが、個人的には釣りビジョン『魚種格闘技戦』の「パタゴニア」回や「アラスカ」回、シマノ『地球!夢の楽園紀行』の「フロリダキーズ」回が好き。

釣りテク

有名人なので信者もアンチも多く、アンチからはいろいろと難癖をつけられている。彼よりうまい釣り師はそりゃいるだろうが、彼ほどテクをわかりやすく解説してくれる人はいないのではないか。
キャスタビリティ、ラインメンディング、ルアーのセレクトや動かし方、水深や地形の把握、アタリのとり方など釣りの実践知は汲めども尽きない。

バックパッカー度

これはお門違いでしょう。アゴアシ込みのロケ出張なので、旅行手配からアテンド、通訳まで至れり尽くせりに近い待遇だと思う。いいホテルにも泊まっていることでしょう。

反面、映像で聞ける村田イングリッシュは「イヤー(yes)」と「OK」と「フィーーシュ」のみ。相手が言ってることはなんとなく理解できるようで、釣りの知識とイマジネーションが文脈を補っているのだろう。

ビジネスマインド

若い頃から小金に困ったことはないのでは? 潮来つり具センター店長という本職が確固としてあるうえに、シマノのほか、デュオやオーナー針のフィールドテスターでもある。
1984年には自社ルアーメーカー「ウォーターランドインターナショナル」を立ち上げ、今も?代表である。

最近は精力的にYouTubeにも露出している。
全国管理釣り場協会会長、霞ヶ浦北浦湖面調整委員会副会長、水郷いたこ大使など公職も歴任している。

ただこれらは商魂のなせる業というより、その技術や人徳が引き寄せた金運だと言えそう。

まうしろ的ベストフィッシュ

一時的な世界記録や日本記録の保持者であったケースがいくつかあり、例えばアロワナでは2002年に94㌢、4.85㌔を釣り、およそ5年間ワールドレコードホルダーだった。

記録より私の記憶に残る魚は、コスタリカの海で狙ったルースターフィッシュとか、ハバロフスク地方オホーツクのシルバーサーモンとか、ハワイオアフ島のボーンフィッシュとかたくさんある。ありすぎる。

まうしろ的親近感(妄想です)

人当たりがよさそうなので、人見知りの私でも話しかけれるだろう。ただ深い話になると、価値観の違いが出てきそう。アメ車好きなところなんて、王様感ただよってるしなあ。
とはいえ、彼のバイタリティには憧れや尊敬を感じておりますよ。

昔はベリーショートな短パンをはいたり、今は謎の柄のトップスを着たりと、こだわりのおしゃれセンスは一周回って意外といい感じです。
怪魚ハンターではなくガールハンターだった時期もあったみたい。若気の至りということで。

往年のプロレスラーに例えるなら…

ラッシャー木村かザ・ロックか北斗晶(つまりマイクパフォーマンス重視)


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