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決別。

もう、君の時間はねじれの関係にある

目が合った気がしていた初夏の


サークルを辞めた。
大学一年の時から毎週末参加していたオーケストラのサークル。夏はあんなに熱心に練習していたのに、秋が来る頃には体調不良を理由に辞めてしまった。
休日にキャンパスを歩いていると、楽器を練習している音が聴こえる。少し前まで、私にとってもこの時間は練習時間だった。不思議な感覚。
これから先、私と彼らの時間が交わることはないのだと思うと、寂しさに襲われる。初めから交わってなどいなかったのではないか。同じ方向を見ていると信じ切っていた瞬間でさえ、この未来に向かって着々と歩みを進めていたのではないか、と疑ってしまう。
それでも思い出す。初夏の練習室で、隣に座って同じ曲に没頭し、アンサンブルしようとしていたあの日のことを。

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