eスポーツで『かもしれない運転』ができるようになった

どーも、札幌にある多機能型児童デイサービスSOYNEで働いている伊藤です。
今回は「eスポーツで『かもしれない運転』ができるようになった」というテーマでお話したいと思います。

タイトルが非常にややこしくて申し訳ないのですが、ウチは自動車学校ではなく、児童デイサービスですので、予めご了承ください。


予測⇨確認が苦手だった

ウチに通っているメンバー(Aさん)の中に、「予測して確認する」というのが苦手だった子がいます。
保護者の方が心配してらっしゃったのが横断歩道の確認。
ついつい確認不十分で渡りそうになってしまうこともあったそうです。

信号があるようなところならまだ対応しやすいですが、車は通るけど信号や横断歩道がないようなところは危なくて不安だったそうです。

ここで、保護者の方がおっしゃってたのが、「車が通るかもしれない」と予測したり、その後きちんと確認して行動を起こすということが苦手であるとのことでした。

eスポーツが『かもしれない』を身につけさせてくれた。

ある時、Aさんの保護者の方が面談で、「Aがeスポーツを通して『かもしれない』を意識できるようになってきた」と教えてくれました。

なぜゲーム(eスポーツ)でそんなことが身につくのか???

SOYNEで取り入れているeスポーツはチームで戦うFPS(ドンパチ撃ち合うゲーム)です。
戦略と情報が非常に重要で「この壁の向こうに敵がいる」とか「こっちの道から敵が覗いてるかもしれない」などなど
『予測』をしなくてはならない場面が非常に多いのが特徴です。
また、その予測が合っているのかをスキル(ゲーム内で使える必殺技)を使って確認したり、自ら見に行って確認するなど『確認』という動作も必要なのが特徴です。

これを繰り返しゲームの中で行うことで、実生活でも自然と「〜かもしれない」という考えのもと、行動することが増えたようです。

これについては、狙ってアプローチしていたわけではなかったのですが、ゲームを通してこんな効果もあるということが知れて、私もびっくりしましたし、何より保護者の方が喜んでくれていたのでよかったなと思いました。

自分達が取り扱っているコンテンツを通して、子どもたちの実生活や成長につなげていきたいと常に思っていますが、それ以外にも知らず知らずに子どもたちは成長しているんだなと改めて感じることができたエピソードでした。

ではでは、また明日!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?