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スイーツ研究所から社会問題について考える

こんにちは、カヌレとアイスです。
カヌレとアイスは名古屋市にある「スイーツ研究所(ラボ)」で作っているのですが、今日はそんな研究所からお客様とわたしたちで取り組んでいる寄付のひとつ「世界のこどもへワクチン寄付」について考えたいと思います。

カヌレとアイスでは、これまで累計59万5600円を、世界最大のワクチン供給者ユニセフさんへ寄付させていただきました。


ユニセフさんからのお礼状

「世界のこどもへのワクチン寄付」の最大の問題

これまでの「世界のこどもへのワクチン寄付」における最大の問題は、ワクチン数が足りないことでした。ところがこの数年で別の問題が浮き彫りになりつつあります。
2019年から22年の3年間でパンデミックにより子どもへの予防接種が過去30年間で最も後退し、世界中で、子どもの定期予防接種が中断・後退しているそうです。中でもはしかは非常に感染力が強いため、集団免疫を獲得するためには、地域社会の約95%が予防接種を受けている必要があるとされています。接種率の低下は、はしか発生のリスクを高め、その結果昨年2022年は はしかの件数が、前年比倍増しました。例えば2000年に麻しん排除国となったアメリカでも、コロナ禍において麻しん感染拡大が起こっています。このように予防接種の取り組みを持続させる必要性という別の問題が表面化したのです。

2006年以降で最低の結果

一方国内での麻しん風疹ワクチン接種率は93.5%(令和3年度(2021年度)の麻しん風しん予防接種の実施状況/ 厚生労働省)この結果は、MRワクチンの2回接種を開始した2006年以降で最低の結果だそうです。麻しんに対する集団免疫を維持し、日本の麻しん排除状態を継続していくためには95%が必要とされており、95%を下回るのは2009年以来のこと。アメリカでの麻しん感染拡大が他人事ではなくなってしまう可能性が0ではありません。

そんな問題も抱えていますが、昨年ユニセフさんを通じたくさんの国へワクチンが届けられています。
ブルンジ、チャド、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、リベリア、マリ、ニジェール、サントメ・プリンシペ、ソマリア、ベネズエラ
正直、耳にしたことのある国もあれば全く知らない国もあります。
余談ですが、ブルンジは2023年 世界の貧困国ランキングワースト30でワースト2位とされている国です。
東京の人口よりやや少ない1,153万人が四国よりやや大きい国土に暮らしています。

こうして言葉を綴っていて、近しい経験をしたことを思いだしました。
つい最近、日本中が熱狂したバスケットボール・ワールドカップ。
ドイツをはじめ親しみのある国ももちろんありましたが、恥ずかしながら名前すら聞いたことのない国もありました。
そんな時、インターネットの発達した現代では、すぐにどんな国なのか調べることができるのでついつい私は検索してしまいました。
同志がどれくらいいたのかを調べてみたところ、なんと1日の検索数が1件に満たない国が今回のW杯をきっかけに100倍の検索数を獲得しているのです。


Googleトレンド 「カーボベルデ」検索結果(9/4までの7日間)


1人に話したここだけの話が会社全員に知れ渡っている。
100円のパンが1万円になる。
100ページの短編小説が、20巻の超大作になる。

身近なものに置き換えてみると100倍ってものすごい影響力ですね。

何が言いたいかというと、何かきっかけさえあれば興味関心を持ってくれる仲間がいるということです。
個人やいち企業の力は大きいとは言い難いですが、カヌレとアイスを訪れたことで、さまざまな社会問題に目を向けていただくきっかけになりましたら幸いです。

スイーツを食べてHAPPYに 社会を元気に

このコンセプトを行動で実現し続けてまいります。
これからもご愛顧賜りますよう、宜しくお願い致します。


この記事で初めてカヌレとアイスを知ってくださった方は、自己紹介もぜひご一読いただけますと幸いです^^


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