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「賢い花嫁」引き算の美が創りだす美しさ

お疲れさまでございます。「賢い花嫁」へメッセージの6回目です。今回は、衣裳合わせのなかでも、多くの花嫁たちがいちばんわくわくする「ドレススタイリング」=「小物合わせ」についてお伝えします。

わくわくする理由は、なんでしょうか?きっと、この時点で、70%が完成するからだと存じます。

今回も、この投稿の一番下へ、今までの投稿5回分を添付しておきます。

そして、今回は、「ドレススタイリング」=「小物合わせ」について書きます。



◇ まえおき

花嫁たちは、ドレスが最終決定するまでに、数回ご来店される方が多くいらっしゃいます。1回~3、4回。が多いと存じます。もちろん、それ以上の方も、それ以下の方もいらっしゃます。

それは、時間的な都合と、情報過多で迷う。この二つの理由が多いです。

そして、今回の記事となる、「小物合わせ」ですが、この名称はかれこれ30年以上前からあります。私がこの業界へ入った時からの呼名です。また、業界の中では当たり前に呼ばれています。

「ドレス小物合わせ」「和装小物合わせ」「MEN'S小物合わせ」主に、この3種類あります。ここでは、「ドレス小物合わせ」のことを書きます。

そして、意識してほしいこととして「コーディネート」と「スタイリング」は違います。

・コーディネートとは・衣服や装身具などで、色・形・材質をうまく組み合わせて、全体の調和をはかること。(組み合わせだけです、動かない写真とおなじです)
・スタイリングとは・服飾で、1枚の服に、帽子、靴、その他のアクセサリーを添えるなどして効果的なスタイルをかたちづくること。(コーディネート後に動きをつけることです)

この違いを意識すると、「ドレス小物合わせ」を、一段と楽しめます。



◇ 「ドレス小物合わせ」

 

・ヒヤリング、カウンセリング

事前にお願いしたいことが2つあります。ひとつは、お手持ちのアクセサリーの持ち込み確認です。想いでのアクセサリーや、その日のコーディネートに使いたいものがあれば、使うことをおすすめします。

もうひとつは、リハーサルメイクは同じ日なのか?別日なのか?別日であれば、決めたアクセサリーの貸し出しができるのか否かです。

たいせつな挙式の日は、二度とないからです。美しさへのこだわりや、想いがあれば、ぜんぶ詰め込んでください。ここでは、ネックレス、イヤリング(ピアス)、ヘッドドレス(花、ティアラなど含む)、ベール、グローブ、ブレスレット、シューズ、などへの希望をすべてお伝えください。(ブーケの相談もしておきましょう)

憧れのコーディネートのお写真データがあれば、伝わりやすいです。

同じドレスで、フォトと、挙式本番と、コーディネートやスタイリングを変えることもおすすめします。イメージ逆転させても楽しいですよ。


・小物セレクト

ここでは、プロの力をしっかりとお借りしましょう。何故ならば、アクセサリーはじめ、すべての商品の予約状況や、ラインナップ(新作含め)をすべて把握していますから。

何もかも相談した方が良いです。得です。

そして、80%くらいセレクトできたとき、セレクトしたアクセサリーとは真逆のモノをコーディネートしてみるのもおすすめです。思いがけない、自分じゃないようなコーディネートができ上る場合があります。

じっくりと選んでもいいです。わぁわぁいいながら、担当のブライダルスタイリストさんと楽しんでください。それがいちばんです。


・小物コーディネート

ここでは、写真に関する3つのお願いがあります。

①、決めた小物をすべてつけて、お写真を撮っておきましょう。

その時、近い距離からのアップ写真と、離れたとこからのお写真、どちらもお願いします。リハーサルメイクの時に必要です。

②、決めた小物のつけ位置を変えて、お写真を撮っておきましょう。

これがスタイリングです。ドレスのシルエットや、カッティング、自身の体型に合うつけ方を、最終で決めるためです。

③、決めた小物の細かいパーツがわかるほどのアップで、お写真を撮っておきましょう。

リハーサルメイクの時に必要です。引きの写真だけでは、素材感などが分かりにくい時があります。

最終コーディネートを、客観的に眺めてください。アクセサリーが主張しすぎていませんか?ごちゃごちゃしていませんか?彼のタキシードとのバランスはOKですか?

大切な日、花嫁の美しさを引き出すための、コーディネートとスタイリングで在るべきです。小物が目立ちすぎるのは違います。



◇ 賢い花嫁へ

たったひとつのアクセサリーが、美しさを引き立てることがよくあります。どれもこれも欲張りになりたい気持ちは、とても分かりますが、どうぞ「引き算の美」を意識してください。

花嫁だけがもつ、言葉にならない美しさは、「引き算の美」が創り出すことが多々あります。

ドレス小物は、こうでなければいけないという決まりは何もありません。だからこそ、大切な日の美しさとは?これを、プロの力を借りて完成させてください。その日が、楽しみです。

ご自身のために纏うドレスも、身に着けるアクセサリーも、一生に一度です。存分に「ドレス小物合わせ」お楽しみください!



◇ 結び。

ここまでの投稿が、これらの記事が、花嫁たちの不安を少しでも払拭して、ご結婚式準備の楽しい思い出のひとつになれば幸いです。いつか母となり、女の子が生まれたら、話してほしいです。

ドレスや小物、彼の想い、彼への想い、様々な力を借りて、憧れていた美しさを叶えていただきたいです。花嫁の美しさは、花嫁に在るべきだと存じます。

では、では。

明日も、会いましょう!



・「賢い花嫁」編 1投稿目


・「賢い花嫁」編 2投稿目

・「賢い花嫁」編 3投稿目

・「賢い花嫁」編 4投稿目

・「賢い花嫁」編 5投稿目

そして、今回が6投稿目です。

再び、再び、最後の最後まで、目を通してくださり、本当にありがとうございました。

次回は、「最終フィッテイングサイズ合わせ」について書きます。花嫁にとって重要な部分です。



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