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What is Dance medicine #2


エレメントと繋がること


前回、動きを通して意識の解像度が上がることで、エレメントを動かすことができるようになると書きました。この辺のことは、理屈ではなくて、やっていくうちに自転車を漕げるようになるようなことなので、頭で理解しないでいいと思います。ただ私は、ヨガ的なダンスのプラクティス(=ダンスメディスン)のプラクティスを通して、自分や人だけでなく、家や場においてもエレメントで状態を感じるようになりました。水が重くなり過ぎていたら、少し熱が上がりやすいような動きを通して、風通しをよくするし、火が上がり過ぎていたら、水を高めるような流動的な動きを通して、熱を逃します。「動き」は「意識」と連動しやすいのでヒーリングのような作業がとてもクリアにできるようになるのです。

特に、スピリチュアルな世界に興味が行き始めて、地に足のつかなくなりがちな方にムーブメントワークはおすすめです。体感がないままに、精神世界を勘違いしてしまうと、妄想の世界に留まって人生が終わってしまいます。現実世界の重さ、物質世界の重さについていけなくなって、現実世界をサバイブする力が健全に育たなくなってしまうのです。ムーブメントワークは肉体に留まりながら、意識のプラクティスを積み上げていくので、現代スピリチュアルの罠にハマルことがありません。意識が育たなければ「できない」という現実を見せられて、「できる」までムーブメントと向き合うことで必ず意識は育ちます。ここで言う「できる」と言うことは「意識と肉体が調和する状態で在る」と言うことです。

「できる」「できない」から見えること


「できる」ことは動きの中に調和の意識が存在していること。「できない」とき、私たちはその動きの中で「見えていない部分」があったり、「妄想で膨らませている」ことがあったり、「概念で決めつけている」部分があったりします。マインドの盲点のようなものが、あなたの動きをぎこちなくしているのです。
「できる」「できない」と言う結果がダンスメディスンではありません。「できる」はアンカーです。そこに向かっていくことで「意識を育てる」ことがダンスメディスンの目的です。当たり前ですが、上手い下手ということではなくて、意識がどれくらい育っているか、自分の状態を知ることが、ダンスメディスンから見えてくることとも言えます。

ヨガでしていること


ヨガでしていることも実は同じです。ヨガでは身体を動かしながら、徹底的に観察することを通して、より微細な部分と繋がります。呼吸への意識から、肺の動き、肺の動きから、血管の動き、空気の流れからプラーナの動きに繋がります。そのトレーニングを通して育った意識を通して、瞑想します。その意識、気づきを通して、瞑想の中で、私たちは肉体というレイヤーを超えた次元に気づき始めます。それが深まっていくことでハイヤーセルフと言われる内側の「私」の存在に気づくというのが、ヨガのプラクティスにおける一連の流れです。


女性の性質は流動的で在ること


ここで問題になるのが、ヨガは男性的なプラクティスであること。また、ヴィッパーサナ瞑想などの静止を前提とした瞑想も非常に男性的であるということです。ヨガの動きは的確にチャクラやナーディーに働きかける素晴らしい一面があるものの、さまざまな身体ワークを学んできたものとして感じることは、そのムーブメントが句読点のある箇条書きの文章のような印象があることです。軸に留まり、静止している。それは大切なエッセンスではあるけれど、私たち女性の特徴は「変化」。月経や、骨盤の開閉、ホルモンバランスの変動による感情のバイオリズムがあること。とにかく女性は流動的な存在です。そんな私たちにはヨガのプラクティスだけでは男性性ばかりが強化されてしまい不十分なのです。瞑想も、ただ中心に静止するだけでは、私たちの本当のハイヤーセルフとはアクセスしにくいのです。

ダンスは女性のためのヨガ


ではそれを補えるような流動的な動きとはなんなのかというと、ダンスになります。ダンスは呼吸と共にあります。呼吸を共に伸び上がり、大地を踏み締め、天と地をつなぎます。その動きを通して、うちなる天と大地をも繋ぎます。動きは決して直線的ではなく、緩やかな曲線を描き、円を描き、骨盤は重さを持って揺れ、その振動が脳を揺るがせ、松果体に緩やかな刺激を送ります。重さを持った力強い振動は、会陰や足に働きかけ、それはルートチャクラを活性化し、グランディングの力を強めます。この作用は現実を動かす力を育てます。現実を動かす力とは創造の力。生み出し、形あるものにする、女性の出産にも似たエネルギーです。骨盤を柔らかく揺らす動きは、水のエレメントを刺激して、身体中のあらゆる水を流す手伝いをしながら、「私自身」を癒します。癒すことは許し認めることです。自分自身を愛することができるようになると、骨盤の動きは柔らかくしなやかになるのです。逆に言えば、骨盤の動きをしなやかにすることを通して、自分を愛し、許すことを知ります。ダンスは特に、この二つのチャクラをパワフルに活性化してくれます。これらは自分を知ること、世界を知ることと直接繋がっているのです。


まとめ

ヨガとは、観察する意識を育てることを通して瞑想できる意識を育てること。(もちろん観察することの妨げとなる、硬さや強張り、汚れのようなものを落としていき、通りやすい、繋がりやすい心身の準備をすることは大前提)その意識を通してハイヤーセルフに気づいていくこと。だけど、これは静止的、中心的、男性的であるために私たち女性の覚醒には不十分ダンスには揺らぎがあることで、女性にとってのヨガとして機能する。ヨガを通して、シンプルなアウェアネスを育てて、心身が通るようになってきたら、ダンスを通してさらに深いところに働きかけることで、感情面、エネルギー面全てにおいてさらに深いところに働きかけていくことができる。女性性という、揺らぎ、流動的な意識を呼び覚まし、活性させていくことができる。


ということで、少しずつヨガ(私が伝えているのはヨギックアルケミー)やダンスメディスンへの理解が深まっていったかな?ダンスメディスンがそれぞれのチャクラにどんなふうに働きかけていくか、具体的に記していこうかな?もし、知りたい!と思ってくれたなら、💚を押してくれると嬉しいです。

あ!お腹の下の方がギュッとしてた!!という気づき。足をぶらぶらしておこう。

꧁ 出演・WS情報 ꧂
11/3 [ 女神まつり ] @糸島 
11/4 フォトセッションナビゲート
11/5  𓆸ダンスメディスン
   𓆸ヨギックアルケミー 
   久しぶりのリアルセッション𓂃.◌𓈒𓏲
詳細はホームページプログから↓
https://www.breathing-art.site/posts/38213600

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