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転職から9ヶ月の現在と未来

9ヶ月とかいう何とも中途半端なタイミングでの記事である。
本当は3ヶ月とか半年とかで「転職してどうなった?」系の記事を書きたかったけれど、他のいろんなことに気を取られていてすっかり忘れてしまっていた。

いまの仕事

受託案件のPM。
前職でも小規模チームのPLしかやったことなかったのに、半年ほど社内案件のメンバーとして活動したあといきなりPMになってしまった。
部署に若手が多くPMをできる人が少ないらしいのだが、かといって入社1年未満かつPM未経験の私をアサインするのもどうなのか。
せめて他の受託案件でもう少し経験を積ませてほしかったが、「PMをできる人は少ないから、PMやると評価(給料)上がるよ」という上司の言葉を支えに頑張ることにした。

転職してみて

総合的には満足している。
まず第一に給料が上がった。もちろんオファー面談時に聞いていた金額なので、入社後に何かサプライズがあったわけではないが、実際に給料が振り込まれると「結構もらえるな」と感じる。ボーナスは少ない会社なので年収としては+50万くらいだが、上司いわくそこそこのペースで昇給するらしいので期待している。

会社の雰囲気は結構変わった。
まず年齢。前職は40代以上がかなり多く、30代がごっそり抜けていて新卒1~5年目くらいがそこそこいる感じ。特に私のいた部署は高齢化が進んでいたのでいつもおじさんに囲まれて仕事していた。転職後は周りが一気に若返り、私がむしろ周りより年上な状況である。しかし新卒でも技術力が高い人が多いので、自分が年の割に技術力がないことを実感してつらい。

勉強会や技術トピックの発信も盛んで、SlackやConfluenceを使ってナレッジ共有やアウトプットをしている人がとても多い。前職でもTeamsで発信している人はいたが、新しめの技術を扱っていた部署の人がポツポツ呟いていた程度で、全社的な文化ではなかった。

少しネガティブな面としては、無計画で見切り発車っぽい動きがちょいちょい見られること。良く言えばスピード感があるのだが、ロードマップもスケジュールもないまま思いつきで走っているように見える取り組みが散見され、「大丈夫か?」と思うことがある。議論を重ねすぎて動けないのも良くないけれど、前のめりすぎて危なっかしい印象を受けるのは私が今までいた環境のせいなのだろうか…。

キャリア観の変化

「もっと技術レベルの高い環境に身を置きたい」という思いもあった今回の転職。
その希望は叶えられたと思う一方で、技術バリバリでやっていく自信がなくなってしまった。
技術トレンドをキャッチアップし、最新の論文を読み、日々アウトプットを欠かさないような人たちを見ていると気が遠くなる。「同じことをして追いつこう」とは思えないのだ。
プライベートでの価値観の変化もあり、今後自分が何になりたいのか、どんなキャリアを歩みたいのか迷子になりかけているのが現状だ。

前職の部長が、「すごく優秀なプログラマーと一緒に仕事をしたのをきっかけに、技術から足を洗ってマネジメントの道に進んだ」と話していたことがあった。当時はあまりピンとこなかったが、今ならその気持ちがわかる。私は技術一本でやっていく自信はない。かといって、だからマネジメント方面に…というほどマネジメントに活路を見出してもいないし、じゃあ何だったらできるのか?と自分に問うても答えはない。

前職含めたここ2年くらい、自分の実力に見合わない仕事(PLとかPMとか)が降ってきて、それをヒーヒー言いながらなんとか対応している状態が続いている気がする。上司はいい評価をしてくれるけど、自分では全然できていると思ってなくて、そのギャップが埋まらない。実力が認められてその仕事を任されているのではなく、単に人がいないからその仕事をするしかない状態だと思っている。だからいつまでも自信にならないのだ。

おわりに

キャリアプランの悩みはあるけれど、転職して良かったと思うし、しばらくはここで働くつもりだ。今後案件をこなしていく中で、自分が進むべき道みたいなものがもう少し見えてくることを期待したい。

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