見出し画像

ちょっとかっこわるいわたしノォト(NESセラピーのこと)

今回は・・・、
これを書くのは、ちょっとかっこわるいけれど、
深い謎がとけたことについて、備忘録もかねて書いてみようと思う。

十数年前、
とあるバーに一人で入って、カウンターの中のオーナーさんと
映画や音楽の話で意気投合した。

オーナーは、

「まだまだ話したりないよ。店が終わったら君の部屋に行ってもいいかな」

と、言った。

わたしは、つい、「はい」と言ってしまった。

先にマンションに戻ったはいいが(バーとマンションは歩ける距離)
もう一人のわたしが胸の中であばれはじめた。
嵐のうねりのように、
もがくように、
立っても座ってもしていられないほどの。

だめだ!とわたしは教えられた番号に電話し、
やはり部屋で会うのはやめたい、と伝えた。

すると、最初は優しかったオーナーが豹変し、電話の向こうで
怒り、罵り始めた。
まるで、怒号の説教。
なぜかわたしは、早く終わらないかなぁと、へらへらしながら聞いていた。

その3、4年後か、
はじめて行く遠方に、男性の知人が赴任していた。

地理感がないことと、彼にひさしぶりに会いたいし、
おしゃべりながらごはんをご一緒したいと誘ってみた。

彼は快く了解してくれ、一緒にビールを飲みながら食事をし、
軽く観光し、二次会の店に行った。

真正面に座った彼の顔は、何杯も飲んだビールでほんのり赤く、
忘れられないのは、酔って座った目だった。

ちょっとやばい感じかな・・・?と感じ始めたころ、
なんと彼は変態プレイの話をはじめた。

びっくりしながらも、うすら笑いを浮かべ、彼の話を聞くわたし。
胸の中は不快感でいっぱいなのに、辛抱強く聞いていた。

それから、近くにホテル街があるから探索に行こう!としつこく誘われたが、最後はふりきって電車に乗り、あぶねかったぜ!とほっとした記憶がある。

いずれの思い出も、十数年前のできごとだし、
無傷だし、頭のわたしはこのことをすっかり忘れていた。


それ以降、
わたしに定期的にやってくる課題がある。

「好みでない人と、縁があるような出会い方をして、受け入れる受け入れないで悶絶し、結局ストレスMAXで逃げ出すパターン」

今回もなじみある課題が「ひさしぶり!」と言わんばかりに、
好みと縁遠い人を道連れにやってきた。
最初、以前のわたしのように警戒心センサーが始動しだし、
悶絶が始まる頃、なんと、

「まてよ?」

と思いとどまる。

これ、課題だ。定期便だ。わたしが昔から持っている考えの癖だ。

ちょうど23日の日曜日、よもぎ蒸し+ロミロミ、NESセラピーを予約してある。
かなり内的な部分で恥ずかしいけれど、このお話を先生にしてみようと決心する。

NESセラピー
2018年に、友達のサロンで開かれた「体癖(たいへき)講座」で、
講師として来られたとき、先生にはじめてお会いした。
本業はセラピストのことで、先生がされている「NESセラピー」を、
一度受けてから目からうろこの衝撃だった。

体癖もNESセラピーも、詳しいことは下記の先生のYouTubeチャンネルを見ていただいたら理解していただけると思うが、
出会う以前から「もう一人のわたし(潜在意識)」を強く意識しているわたしにとっては、カラダの声を聞ける唯一無二のセラピー。

不思議、と思われる方もいるかもしれないが、
出てくるキーワードが、今フォーカスしたい内容とだいたい当てはまる。

そして、今回のお題、

「好みでない人と、縁があるような出会い方をして、受け入れる受け入れないで悶絶し、結局ストレスMAXで逃げ出すパターン」

この内容をお話しているときに、
セラピーの数日前に風のうわさで聞いた、変態プレイの人のこと、
先生に話したほうがいいような気がしてお話する。

先生のすごいところは、本題と付録で話したことの関係性を見つけて、どんどん見えなかった解釈、解決策をつけていってくれることだ。

材料が出たところで、定期的にやってくるわたしのお題をまとめると、

「好みでない人の前で、素の自分でいると異性は怖い存在になる」

言葉としてあぶり出されて、それがすべて本当のこととか?と問われれば、

「本当ではありません!」


と、声を大にして言わなければならない。
素敵な男性はいっぱいいる。
知っている。

でも、過去のできごとは、怖い記憶としてわたしの中に巣くっていて、
目の前に現れるアクターには常に、

「好みでない人の前で、素の自分でいると異性は怖い存在になる」

というレッテルを無意識にはっていた。
無意識にやっていたのだ。

当時、体は無傷だったから大したことないと思っていたけれど、
えらい長いこと尾を引いていたのだなとびっくりする。

ここからがさらに「これでもか」の先生の解釈。

「あなたはなぜ、素の自分でいると異性は怖い存在になる、と信じていたいのですか?」

ひとつめは、自分を守るためです(体も心も傷つかないため)。
それ以外、わたしは思い浮かべることができなかった。
ギブアップだった。

「言いましょうか?」
「はい」
「カイトさんはこれまで、理不尽な場面でいつもへらへら笑っていますよね。なぜですか?」
「場の空気を・・・というか、これ以上カオスにしたくないという思いが強いです」
「潜在意識(もう一人のわたし)からしたら、カイトさんに裏切られた気持ちになりませんか?毅然と明確にしてほしかったんじゃないでしょうか?」

わたしはこれで一気に腑に落ちた。

そうか、なぜ理不尽な場面でわたしはへらへら笑ったのだろう?
何も悪くないのに。
だからずっと、尾をひいたままここまできたのだ。
しくじったまま、年月は過ぎていったのだ・・・。

この気持ちにどんな言葉をつければよいのだろう?
正直、「情けない」という言葉がぴったりなのだけれど、
でもまさかこんなに大きなトラウマになっていたなんて、驚きでしかない。

それが判明しただけでも、セラピーを受けた甲斐があったと思う。

最後にセラピーの不思議なところは、
1回、2回ではこういった深いところまで辿れない。
表層的なお悩み部分の解決で終わる。

途中、深層に入ろうとしだすと、頭が本当を知ることを怖がってセラピーを受けることを拒否しだすそうだ。

わたしも、友人もこの段階は経験したが、
踏ん張って受けてみると、案外「なんだ、そんなに怖がることでなかった」と苦笑いすること必至。

わたし自身、長年はびこっていた思考の癖、トラウマ、
セラピー受けたとて、
すぐに矯正できるとは思えないけれど、

ただひとつ絶対、もう一人のわたしを裏切らないと決めたことは、
理不尽な場面にあったとき、
絶対へらへらしてやりすごそうとしない。

これだけは誓います。

なかなか表現難しいテーマでした。
長くなりました。
最後まで読んでくださってありがとう。

写真の指輪は、
今日行ったお店でピンキーリング探していたら、
唯一合ったサイズの言葉が

「直感」

でした。
直感=潜在意識、ハイヤーセルフ、ウニヒピリ、もう一人のわたし






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?